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ベンチャー企業の成長について、現場で思うこと

常識破りの組織に変える33人の否常識

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セス・ゴーディンの面目躍如な一冊です。

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常識破りの組織に変える33人の否常識

成長するには、常識を破るしかない。常識を破れるかどうかは、あなたが周りをその気にさせられるかどうかにかかっている。(21ページ)
今のビジネスは、消費者を驚かすことが必要です。常識を破ることで、驚きや感動が生まれます。

何かに名前をつけると、組織は変わる。名前があれば、社員はその対象物を測ることができる。改めることができる。話し合うことができる。また、排除することもできるのだ。(58ページ)
松戸市役所のすぐやる課、セプテーニのひねらん課、名前が行動を促します。

組織外の変化の度合いが、組織内の変化の度合いより大きくなったら、もう我われは終わりだということだよ。(91ページ、ジャック・ウエルチ)
変化対応力が企業の寿命を決めていきます。生き延びていくには、組織の外の変化以上に、組織内での変化が必要です。
市場で新しいことを成し遂げたいなら、自分自身をリニューアルしなければいけない。そのためには、他の仕事と同じくらい、真剣、厳格、創造的になる必要がある。だから、外に出よ!(96ページ)
変わっていくことは居心地の悪さも伴います。心地良い組織から外に出て、自らを変えていく必要があります。
安全だと思われる方針は、絶対に危険なのだ。(126ページ)
一番安全だと思われるものは、手っ取り早く出来てしまいます。組織内にいる人は安心できますが、消費者に驚きは生まれません。
組織が行き詰るのは、社員に創造力がないからではない。創造力とは、大部分が反復と並置の繰り返しである。すべてをややこしくするのは個人の自己検閲と、型破りなものに対し、自然に抑制機能を働かせてしまう組織の性質である。今度自分を批判したくなったら、創造力のなさを嘆くのではなく、臆病な自分(と組織)を責めることだ。(140ページ)
組織や自分自身の防衛本能が創造性を殺してしまいます。
エネルギーは、アイデアのなかにあるのではない。実行のなかにある(148ページ)
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