魂の富の作りかた
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セリフが絶妙な犬飼ターボさんの最新作です。
お客さんの欲しいと思っているものをお店に揃えるのは当然だけど、少しでもその人の人生がよくなるような何かを提供して啓蒙することに、私はビジネスを続ける意義を感じるんだよ(28ページ)お客さんの期待を上回り続けることが信頼の基になります。次第に高まっていくお客さんの期待に応え続けるためには、不断の努力が欠かせません。啓蒙することでお客さんも成長し、それによってサービス提供者も成長していけます。
ビジネスで攻めをやっている人は、投資では守りをするとバランスがいい。そのとき初めて攻めと守りが完成する(33ページ)特に新規性のあるビジネスでは、成功法則が確立していないため、果敢なチャレンジャー精神とリスクコントロールを併せ持つ必要があります。相反する気持ちを持てなければ、複数の人間で行うのが無難かも知れません。
だいたい人生が混乱している人って、部屋も散らかっているものなんだ。(36ページ)部屋が散らかっていると、いい運気も訪れません。散乱している要らないものが、いいアイデアを吸い取ってしまいます。
働けないと働きたいって思うものなんだよね。病気なんかで働けない人は、働くこと自体を夢にしていることもあるでしょ。働いている人たちは、自分たちのことを”夢を実現している人間”だなんて思っていないけど(166ページ)仕事があり、働けるだけでも満たされている部分があることを忘れがちです。世界には、1日1ドル以下で暮らしている人が、10億人以上います。
洗脳の方法って知ってる?最初に相手を思いっきり否定して自尊心を粉々にしちゃうの。相手がこれからどう生きていけばいいのか分からないという不安な状態に落とす。そうするとその人は助けてくれそうな人の言うことは何でも従うようになるんだ。(220ページ)スピリチュアルや占いなど、悩みを解消するものとして行われている手法との共通点は多いと思います。まず溺れさせておいて、藁を見せるやり方です。
自分の光の部分を認めれば、それだけ他人の光の部分が見えるようになってくるし、同じように自分の影の部分を認めて受け入れれば、それだけ他人の影の部分も見えるようになってくる。(224ページ)自分自身の心の傷と向き合えば、他人の傷も見えてきます。それが思いやりの心であり、自分自身をケアできない人は、他人の世話はできません。
1を与えて1が返ってくるなんて思ってはいけない。100の種をまけば、何年後かにたった1つが返ってくる。しかも大きく育って帰ってくるのさ。でもね、面白いのは何回もそうやって助けになってあげていると、だんだん助けること自体が楽しくなってくるんだ。ほとんどの人は、恩を売ろうとしてしまう。するとその楽しさを味わう手前で、見返りがないってやめてしまうんだよね。(278ページ)求めた見返りは、決して得られません。与えること自身が喜びになって始めて、見返りが生まれてきます。与えたものと返ってきたもののバランスは、与える喜びで保たれるものだと思います。
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