「何でもやれます」と「何でもやります」
基本的に、以前から時々エントリに書いているとおりで、コンサルタントに求められるクライアントからの「Demand」は、供給されるコンサルタントの総量を超えているため(小職分析見解)、いわゆる「売り手市場」、つまり、コンサルタントは「現場を選ぶことができる」図式が多いのです。
で、「売り手市場」ゆえ、候補者であるコンサルタントは自己プレゼンを、概ね2つのタイプでやるんだなあと、最近感じています。
1.私、「何でもやれます」「それ、大丈夫です。できます」
2.私、「何でもやります」「それ、頑張ります」
微妙だけれど、2つのタイプに大きくは分かれる気がします。
どっちでも、クライアントに、ウケるときはウケる。だから、どちらが良い悪いではありません。
ですが、クライアントの空気を読めないと、結果は採用(WON)か不採用(LOST)となるわけです。
困ってなければクライアントはコンサルティングファームに要員提供の依頼はしません。ですから、困っている状況に「できるだけハマる」人材を提供するのがファームの仕事ですが、一方で現場に出る候補者の方々が「できるだけハマる」意欲がないと、先方か弊社が善処して、当人が最大限うまくハマるロール(役割)を設定していくことになります。
ですが、たまに・・・そんな取引する両社の苦労を知らずに「己を貫く」人もいます。
さすがにそういう方は、矜持を尊重はしますが、、、弊社小職は絶対に長期アサインをさせません。
商売ですから、売上利益は多い方がいいのですが、ブランドも大事だし、何より「客商売」である以上「顧客満足」が大事です。そこに期待値以上に寄与できない人財は不要です。
「やれます」か「やります」、か。たった「れ」と「り」の違いではありますが、
だからこそ重要と思います。その繊細さがコンサルティングサービスに重要なことなので。
使い分けは、、、本当に重要です。