作業・仕事の優先順位は「FIFO」が基本!
この業界に長くいると、いつでもどこでも「優先順位だ」「PRIORITY(プライオリティ)だ」とついつい連呼する習慣がついているのですが、
ところで、作業・仕事の優先順位は「FIFO」が一番と思ってます。
「FIFO」・・・今、この言葉を使う人がどれだけいるんだろう(苦笑)。
First In First Out、つまり先入れ先出し。
最初にQueue(キュー=待ち行列に入る)されたものを最初に処理する。
仕事でいうと、これからやる仕事をリストアップしたら、リストした順(=上から)に片づけるってことです。
メールだったら、受信した順にさばくってことです。
優先順位(以降PRTY)を気にすると、リストした順を(上下)いじって、次第に片づける順番を変更することが煩雑になります。
それが悪いというわけではありません。
だけど、本当に究極に仕事術を極めるのであれば、
結局、FIFOに勝る捌き方はないように、私は思います。
- 並べ替えた順序が正しいとは限らない。後からさらに割り込みだって入るだろうし。
- そもそも並べ替えする時間がもったいない。
- 並べ替えが上手く行ったこと自体で、あたかも仕事を上手く片付けた的な充実感を錯覚する。
そういう実感をする方々は、実は多いのではないでしょうか。
昔の投稿で、私には「人間的には尊敬できないが仕事術では尊敬せざるを得ない」上司・先輩がこれまでに4人いるんですが(苦笑)、そんな方々から教わった教訓として、
「FIFO」を大事にするのが一番、と結論づけています。。
QUEUEにエントリーされるのも、メールにしてもTODOリストにしても、それは何かの流れで、必然的にそうなっていて、まずは受け入れるべきと思うのです。
メールの場合、相手の都合あってその日時に受信しているのです。自身の都合や判断で対応する順序を入れ替えても悪いとは思わないけれど、その日時に受信したのは何故?という検証すべきです。そこのチェックなしに、自身の都合だけでPRTYチェンジをしても、必ずしもいい流れになるとは限らないのです。
TODOリストだってそうです。最初に作成したときにはそれがベストの順序だったはず。それが作業中に割り込みや進捗等から再考して順序を組み直すことが本当に正しいのか。まさに結果オーライかそうでないかでしか、その行為が正しかったのかを検証できません。
「FILO」という意外にも真逆の用語がこれまで昔にはありました。
「First In Last Out」、つまり先入れ後出し。
最後にQueue(キュー=待ち行列に入る)されたものを最初に処理する。
最後にエントリーされた仕事が最も優先という考え方です。。
これは、、、感覚的には、最後にエントリーされた仕事が最優先で処理されるべきということですから、そこだけにフォーカスしたら、もっともらしく正しい理論ですが、総合的には間違いと思います。貴方がそう思うなら。
ただし経験的には、貴方のTODO管理上は、メリットは少ないかもです。局所的にPRTYを判断しているだけですから。最後の割り込みが最もPRTYが高いと思うのは自然な反応です。ですが、それを助長していくと、結局は「FILO」になります。これはTODO管理においては、私が思うには間違いなく良くないです。
私が思うのは、「First In」するのに、それなりに時間軸の意味があると思っているからです。
先にエントリされたTODOは、基本は先に処理されるべき。
メールもそうです。先に届いたメールは送り主にはそれなりにそのタイミングで着信させた「タイムライン」上の意義とか背景、理由があります。
明確に貴方がこれを別ロジックによってPRTYをパズルするのは、ダメではないけれど明らかに判断した「決意」があってそうするべきなのです。これは、私に言わせれば「相当の覚悟あってやること=滅多にやるもんじゃない」って感じです。
以前のエントリでも書きましたが、まあまあ偉くなってしまって(汗)、1日の着信メール数は約100通、返信転送とか入れると200通くらいさばきます。1通30秒強でも2時間くらいかかるわけです(涙)。
というわけで、私の鉄則は下記です。
- 到着順に読む。
- PRTYに迷うものはいったん自分自身にメールする(そうすると受信メールの最新に並びます=後で判断)。
- すぐレスとか対処すべきはその本能に従う。
- 対処を大きくためらうものは断捨離する(気まぐれ時にしかみないローカルフォルダに退避)。
正直、このくらいやってないと、仕事は回りません(苦笑)。
だから、、一般的なTODOも同じと思います。
私は、エントリ順=自分がやるべき仕事の天命の順序と思って、最近は割り切ってます。
それで何か不利益だったり困り事に陥る羽目になっても、それをしかと受け入れるようになりました^^;