優勝しちゃった!?
6年やってようやく1つの趣味に没頭していた自分が少し報われました(笑)。
いやあ、なんでも表彰されるってのはいいですなあ。感動じゃなくてとにかく爆発的にうれしいデス。
・・・まあ港区某店のハウストーナメントではあったのですが。普段の私の練習場所、昨年は店舗代表ではありましたが、そのもう一人の代表、そしてプロプレイヤーの彼とダブルスでの優勝ではあります。
彼の腕前は、私とは段違いも甚だしい。
開催前から「今日は組むことになりましたから。組むからには絶対優勝しましょうよ!」と言われていました。
とはいえ・・・つまらんプライドみたいな感覚もあり、いろいろなことを最初考えていました。
(彼と組んでも優勝できないんじゃ、よっぽど勝負運ないんじゃないの?って常連達に皮肉言われるだろうなあ・・・)
(いくら3か月怪我で苦しんで大スランプだったとは言え、こんな不公平なペア、周囲から不満もたれるに決まってるのでは・・・)
(これで本当に優勝できなかったら、もうやる気なくなっちゃうかも知れないなあ。自信ゼロになっちゃうなあ・・・)
そんなネガティブな考えばかりが最初、頭の中を占めていました。
その後・・・本当に組むことが発表されて、そのあと現実は・・・誰も別にそのことについてネガティブなことを言わないわけで・・・なので次第にポジティブ(?)な考えになっていきましたね。
「結局。こうなったら優勝しかないからな、ウン」
ところが予選ラウンドロビン3試合、なんと2勝1敗!1回負けてしまった・・・それでもなんとか1位抜け・・・あぶねー・・・ほんとにみっともない敗退をもうちょっとでするところだった・・・
そのあとの決勝ラウンド、結果からすると5回勝って優勝したのですが。5回って疲れますね、実は(苦笑)。はじめて決勝まで投げ抜いたんですが、腕がへとへとでした・・・そうかあ、強い人ってこれを平気な顔でやってるわけですな。自分の未熟がほんとうに今日痛感できました。
正直、自分の見せ場は・・・初戦の圧勝に想像以上に貢献したのと、準決勝で82残しを美しくインブル(50)+16ダブル(32)であがったところくらいですかね。あとは正直引き立て役です。
そりゃあそうだ、ぺアがプロじゃ自分がセカンドで当たり前・・・そういう意味ではすごい気負いはあるものの、「何が何でも俺が引っ張る」じゃなくて「絶対ペアに迷惑をかけない!」なんで。
優勝っていうか、まずその前に決勝戦っていいですねえ。すっごい気持ちいい。
決勝用のマシン以外はすべてPower Offされて照明も暗くなって、そのダーツボード1台だけがキラキラしていて。
そこでシングルス決勝もあわせて、順番に・・・だけど、とにかく観客化した周囲の注目を一人占め(僕の場合は正確には4人占めですね。笑)。
「決勝戦の場に立つ」というのがものすごいモチベーションになった。
決勝戦を経験して、優勝して経験して、ずっと今まで気付かなかった・・・でもとても単純なこと。
「優勝するんだったら、全部勝たなきゃだめです。一度負けたら優勝できない」
・・・まあ、当たり前なんですよね。もっとも予選ラウンドで現実は1敗したんですが(苦笑)。
でも優勝必達が意識にあって、その1敗ですごい気合い入りました。あと1回負けたらもう終わりのはずだから、「もう絶対負けないぞ」と思っていました。・・・そうなんだよなー。途中で負けたら優勝できないんですよね。どうしてこんな簡単なことに気付かなかったんだろう・・・
「決勝までは絶対全部勝つ」
・・・決勝戦に出たかったら。優勝したかったら。当たり前の戦略だったのでした。
大げさですが・・・そのプロの彼とペアを組むことは、生涯2度とないでしょう。間違いなく。
「人生最初で最後の貴重なペア機会」
そういう強い意識がありましたね。だから試合が始まって間もなくから、これが・・・結局自分の支えだったような気がする。あ○○~さん、昨日はどうもありがとうございました!ホント貴重な体験でした。もう組むことは一生涯ないだろうけど、ボクは今日の貴重な経験をふまえ、これからは独りで頑張って歩いていきます!(笑)
それと、たまたまだったんだけど、もう1つ貴重な体験ができました。
ポール・リムという世界でも有名なプロが飛び入り参加したのです。
実はシングルス決勝は僕のペアである某プロと、このポールさんです。そりゃそうか(爆)。
この日のプロはこの2名のみ。
プロの真髄を間近でみました・・・「いやー、いいもん見せてもらった!」みてたみんながそう思ったに違いない。
正直、自分のダブルス決勝はこの試合をみたら、・・・ただの前座ですな(泣)・・・悲観していってるわけじゃなくて、その緊迫感とか、圧倒的な技術力+集中力。これぞSHOWTIME。ああっ、これがプロなんだなあと・・・
彼らにとって、直径約3cmのBULLは「あまりに広すぎる」んですね(爆)。