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灰皿が重いわけは

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今日はある大手証券会社に営業に行きました。

本社機能のあるビルにいくと、いわゆる重厚な受付から役員応接室へ・・・緊張しますねえ。

そして、・・・実はひさしぶりに金融機関のそういう部屋に通されて(苦笑)。

 

あったあった、大きくて重い灰皿。

まだ中堅というか若手マネジャーだったころ、そのときに通っていた証券会社のあるクライアントと雑談していたときを、その灰皿をみるたびに思い出します。

 

「北添さん、なんでこの灰皿、大きくて重い灰皿か、わかりますか?」

(・・・いえ、ちょっと。不勉強ですみません)

「ははは、これね、気軽に投げつけられないでしょ。大きくて重いから。昔むかしはネ、いわゆる黒社会の人がよくユスりにこられてね、そんでいろいろ暴れようとするわけですよ。でね、やっぱ喫煙者多いんで、灰皿は不可欠なんですが(この点はちなみに黒い人かどうかには関係ないらしい)、投げつけられると痛いし怖いからって小さくて軽いものにすると、なんかちゃっちいじゃないですか。だからネ、逆に大きくて重い灰皿にしておけば、そんな簡単に投げつけたり持って殴ったりできないから、マズいときでもなんとか大怪我しないようによけることはできますからね。それに上等なものにしとかないと、ホントの上顧客様がきたらこれまたマズいわけでしてね・・・・」

 

へーぇっ、ナルホドね。

思えば、そんな雑談をその部長さんが新米マネジャーの私にしてくださるまでに3か月以上かかりましたねえ。

その後、大手金融機関の役員応接室にいくたびに、灰皿をみてはそのときのことを思い出します。

 

ちょっとした思い出ですねえ。懐かしい・・・初心を思い出す、ってやつですね。

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