オフィスの「脱皮」
海老や蛇が脱皮するように、企業も大きくなっていくと「脱皮」、つまり「オフィス移転」しなければならなくなります。
弊社においても毎年、事業規模の拡大=従業員の増加、は基本ですので、オフィス移転の是非について、議論が、少なからず、あります。
実は、現在のオフィスに移転するときは結構自分がリーダーシップとっていました。
(私が決めたわけでもありませんが、かなりはっきり希望を主張しました・・・苦笑)
最寄り駅からの距離
最寄り駅の路線上の便利さ
眺望
家賃
レイアウトやデザイン
ビルの屋号
等々、いろいろ検討して決めました。
そのときにものすごい痛感したのは、移転というのは、物凄いコストがかかることです。
まさに「脱皮」、大きく企業が変貌をとげようとする、その成長のためにオフィススペースを拡張する。
通常は、増床し、より相場の高いブランドビルへ移転したいと思うわけですので、そもそも家賃が高くなるわけですが、それ以外にも移転するための引越しコスト、パーティション等のインテリア、テーブル等の什器補充、もちろん保証金も、そして移転後の案内とかそういう手続きコスト、いろいろかかるんですね。そのコストの総額は、未経験者からすると法外(?)と思えるくらい、すごいコストになるわけです。
なので、一度移転するとそうそうまた移転するという勇気がもてなくて(爆)
一方で、確かに「脱皮」すると、実はオフィスが移転しただけだとしても、かなりブランド向上を果たせる期待もあり、・・・実際、かなりそうだったりしますし。
以前、六本木ヒルズを検討していたときなど、
駅から通い
バブリーの象徴
観光客と入れ違いに帰路につきたくない
等々、圧倒的な反対意見があったのに、
今では、
ミッドタウンもいいかも♪
なんて感じで。まあさりげなく自慢できそうなところにオフィスを構えるのは気持ちがいいんでしょうしね。みんなの士気も自然にあがる気もします。
いずれにしても「脱皮」するということは、それなりに「体力が要る」ので、体力=資金が出せるだけの実績をまず上げたうえでなければなりません。そう思うとさらに頑張ってビジネスを作っていかねばと気が引き締まる思いでもありますから、そういうポジティブなスパイラルになることはいいと思いますね。
ちなみに、仮に引越しを真剣に検討することにしたとして、・・・結構最近の都心オフィスビル事情は活況で、なかなか良い物件もないのですが・・・苦笑