電子書籍を減収の言い訳にする出版社
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電子書籍に関する興味深い記事を読みました。
帝国データバンク「出版業界2012年度決算調査」で電子書籍が悪者にされていたので理由を尋ねてみた : 見て歩く者 by 鷹野凌
大手出版社の売り上げ上位10社のうち、7社が減収になっていて、
電子書籍の台頭を減収の理由にあげている出版社があるとのこと。
実際には、電子書籍も同時に出したほうが、
相乗効果で紙の書籍の売り上げも伸びるというのが
定説になっているはずなのに
今さらカニバリズム論はおかしいだろうという内容です。
実際に、大手10社のうち、電子書籍に否定的な宝島社が
対前年比で一番売り上げを落としているそうです。
ぼく自身は、すでに紙の書籍を買うことはほとんどなくなってますが、
電子書籍はどんどん買っています。
スマホやタブレットがあれば、いつでもどこでも読めること、
場所をとらないこと、内容を参照しやすいことなど
紙の書籍より圧倒的に利便性が高く、
値段も安いことが多いからです。
これから電子書籍が読めるスマホやタブレットが普及し、
電子書籍の利便性を理解する人が増えてくれば、
将来的に電子書籍が主流になることはあきらかだと思います。
最近は電子書籍に対応した出版物は増えてきましたが、
まだまだ新刊で同時発売されるものは少ないようです。
出版社は電子書籍を減収の言い訳にせずに、
電子書籍への対応を進めていってほしいと思います。
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