私たちは子供のころに見たヒーロー番組の影響を強く受けている
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日経新聞のサイトに、人気ヒーローシリーズの歴史と現在についてまとめた記事が載っていました。
ウルトラマン、仮面ライダー、戦隊シリーズ、宇宙戦艦ヤマト、スターウォーズ、機動戦士ガンダムなどのシリーズの歴史を並べた年表がわかりやすくて面白いです。私の会社で運営している年表創造コミュニティ「Histy」でやっているのは、まさにこのような、いろいろな年表を並べて見比べてみることです。
この記事に、ヒーローのあり方が時代に合わせて変遷していることが書いてあります。ウルトラマンや仮面ライダーの初期シリーズは、単純な勧善懲悪で、世界の平和を守るために悪と戦う正義のヒーローを描いていたのが、オウムの事件や同時多発テロなどいろいろな事件が起きて、単純に正義と悪を分けられなくなってきた風潮を反映して、ガンダムやエヴァンゲリオンのような作品が出てきたり、ウルトラマンや仮面ライダーのシリーズも、もっと身近な希望や友情をテーマにしたりしているということのようです。
また、私たち自身も、自分が子供のころに見てきたヒーロー番組の影響を強く受けているようにも思います。私は1961年生まれで、ウルトラマンと仮面ライダーの初期シリーズをリアルタイムで見ていましたが、私自身も含めて、同世代の人は勧善懲悪的な正義感が強いような気がします。私は自分史活用推進協議会の活動で、自分の過去を振り返って、過去のできごとが自分にどんな影響を与えてきたのかを考えてみることを推奨していますが、自分が子供のころにどんな番組を見ていたのか、それらの番組からどんな影響を受け、どんな価値観を持つようになったのかを考えてみることは、自分自身のことを深く理解する上で重要だと思います。