オルタナティブ・ブログ > 点をつなぐ >

触媒のように世の中のいろいろな人やものをつないで変化を起こしていきたいと思っています

ソーシャル時代の起業で、事業計画をつくる以上に大事なこと

»

ニューヨークにある、服や小物を作って販売している『HOLSTEE』という会社が、起業するにあたって、最初に事業計画を書く代わりにつくったというマニフェストが、ネット上で話題を呼んでいました。一部を引用します。

これはあなたの人生です。
自分が好きなことをやりなさい。
そして、たくさんやりなさい。
何か気に入らないことがあれば、それを変えなさい。
今の仕事が気に入らなければ、やめなさい。
時間が足りないのなら、テレビを見るのをやめなさい。
人生をかけて愛する人を探しているのなら、それもやめなさい。
その人は、あなたが自分の好きなことを始めたときにあらわれます。
考えすぎるのをやめなさい。人生はシンプルです。
「NYの小さな会社の、心打たれるメッセージ」より

起業するときには、もちろん事業計画をつくることも大事ですが、自分たちがどういうことをやりたいのか、どういうことを実現したいのか、どういう価値観で活動していくのか、志やモットー、ビジョン、ミッションなどを明確にしておくことはとても大事だと思います。

私の場合は、今の会社をつくるときに「ITとメディアの力で皆さまに“ハッピー”をお届けする」というモットーをつくり、「スマイルメディア」という会社名自体に、その価値観を込めています。

一般社団法人自分史活用推進協議会をつくるときも、「自分史で日本を元気にする」というビジョンを打ち出しました。もっと具体的に言うと「自分史の魅力と活用法を普及することで、自分史を活用して自分のことをよく知り、自分らしく生きる人を増やすことで、日本を元気にする」ということです。

「ソーシャル」が注目を浴びる時代になって、そういった価値観を明確にして、その価値観に基づいて行動を起こしていくことで、共感を持ってもらい、協力や参加をしてもらうことが、今後より重要になっていくだろうと思います。

Comment(0)