誰かのために闘う人間は強い
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昨日は、プロ野球の楽天イーグルスの本拠地仙台での開幕戦があり、田中投手が完投で勝利しました。東北の方々はとても勇気づけられたことと思います。試合後のセレモニーで選手会長の嶋選手がしたスピーチがとても感動的でした。『明日の広告』著者の佐藤尚之さんのサイトで、スピーチの全文が紹介されていましたが、その一部を引用します。
震災後、選手みんなで「自分たちに何ができるか?」「自分たちは何をすべきか?」を議論して、考え抜き、東北の地に戻れる日を待ち続けました。そして開幕5日前、選手みんなで初めて仙台に戻ってきました。変わり果てたこの東北の地を、目と心にしっかりと刻み、「遅れて申し訳ない」と言う気持ちで避難所を訪問したところ、みなさんから「おかえりなさい」「私たちも負けないから頑張ってね」と声を掛けていただき、涙を流しました。
その時に何のために僕たちは闘うのか、ハッキリしました。
この1カ月半で分かったことがあります。それは、「誰かのために闘う人間は強い」ということです。
「www.さとなお.com(さなメモ): 言葉の力(楽天・嶋基宏選手のスピーチ)」より
「誰かのために闘う人間は強い」という言葉で、先日工場見学会で聞いた、日本理化学工業の大山会長の4つの幸せの話を思い出しました。「人間の幸せは、ものやお金ではありません。人間の究極の幸せは次の4つです。その1つは、人に愛されること。2つは、人にほめられること。3つは、人の役に立つこと。そして最後に、人から必要とされること。」
私は、まず自分が何かをするのは「自分のため」でいいと思いますが、やはり、そこに「人のため、世のため」という視点が加わると、モチベーションもあがるし、人からの協力も得やすくなり、広がりが出てくるので、常にそういう視点を持てるようにしたいと思っています。
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