オルタナティブ・ブログ > てくてくテクネコ >

顧客サービスとITのおいしい関係を考える

進撃の大洗、遊びの時間は終らない #garupan

»

茨城県大洗町とアニメ「ガールズ&パンツァー」(以下、ガルパン)の快進撃が止まりません。

この連休だけで以下のテレビに登場しました。さらに取材が続いているようです。

  • 4月23日 NHK総合 ゆうどきネットワークで100円商店街の成功事例として紹介
  • 5月1日 NHK水戸ローカル番組のニュースワイド茨城で「アニメで街を元気に! 茨城県大洗町」を放送
  • 5月3日 フジテレビ系列 めざましTVで特集コーナー
  • 5月4日 NHK総合 双方向クイズ 天下統一のアニメ特集で大洗を紹介

NHKのクイズの問題で「ガルパンに登場する大洗女子学園生徒会長が好きな大洗町の名物は?」という問題が出題されて、アニメ業界関係者を含む回答者が全員不正解の結果になる予想外のオチがありました。この時はTwitterのトレンドワードに「干し芋」が急上昇しました。これで大洗=干し芋のイメージは全国的に浸透したはず(?)です。

連休中の5月4日に聖地大洗でガルパン関連のみの同人誌即売会「セーラー服と戦車道」が開催され、会場に入りきれないくらいの大盛況でした。ガルパンファンだけでなく、地元の方も楽しんだようです。

このブームの影には、ガルパンの企画段階から地元で活動してきた大洗まいわい市場・クックファン代表の常磐良彦氏の存在があります。常磐氏は地元の人達にも楽しんでもらいたいと考えて、地道に周りを巻き込んでここまで来ました。

ガルパン関連の商品は、買った人に楽しんでもらえることを考えながら、商店の人達が開発しています。例えばホテルが「茨城県立大洗女子学園来賓用スリッパ」を販売しています。ホテルとスリッパの組み合わせは自然ですね。他にも「増加装甲べっこう飴」「戦車型焼き鯖寿司」「戦車でひいた ような のしイカ」「おばあのおはぎ」「さおりんの肉じゃが」「アリクイさんチーム風串かつ」など地元ならではの手作り品が揃っています。

ガルパンキャラクターの缶バッチも手作り品です。累計で3万個を超えたにもかからず、大洗町商工会が通常業務の合間に製造しています。商工会の会長は「これからも缶バッチは手作りする」と宣言しています。専門の業者に出さないのは、地元の元気を見せるためだそうです。このようなおもてなしがファンに好評で、大洗をリピートで訪れる好循環が生まれています。

ガルパンは2014年に続編が映画化されることが発表されました。大洗にとってさらに追い風となるでしょう。テレビ放送から時間が経つにつれて自然消滅して行くかと思われた聖地大洗ブームですが、まだまだ続きそうです。

大洗の第2段階、始まりました。

萌えオタニュース速報『ガールズ&パンツァー』めざましTVで特集!好意的でいい特集だった http://otanews.livedoor.biz/archives/51943925.html

【悲報】NHKクイズ番組で「ガールズ&パンツァー」の問題出題→まさかの出演者全員不正解
http://blog.livedoor.jp/seiyufan/archives/6491856.html

Comment(0)