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NetCommonsユーザカンファレンス 2011無事今年も終了です

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8月18日に都内で開催されたNetCommonsユーザカンファレンスは、今年も無事終了しました。NetCommonsの着実な普及を背景に、文部科学省の方の基調講演と学校教育関係を中心とした豊富な事例の発表がありました。

今年のユーザカンファレンスは、これまでにない特徴が2つありました。

1つは、震災や酷暑の影響で参加者が減ったことです。東北地方では震災による学習の遅れを取り戻すために、カンファレンスの前から2学期が始まっていました。その影響もあったかもしれません。

もう1つは、震災に関連した事例発表が多かったことです。

震災直後は被災地の電話網がダウンして、電話による父兄連絡網が機能しませんでした。また、学校が被災して校務用のパソコンやネットワークが使えなくなったり、校内や地元業者で管理していたWebサーバーが使えなくなったりする被害が発生しました。

このような状況下でNetCommonsを活用した学校と保護者および教師の間の情報発信・共有の仕組みがいかに効果的であったかという複数の事例が、実際に現場でご担当された方から発表されました。

「あの時にNetCommonsがあって本当によかった」の声に、プロジェクトリーダーの新井先生が「開発者冥利に尽きる」と感極まって涙ぐむ場面もありました。

閉会後は、情報交換会(懇親会)で大いに盛り上がって、今年も無事終了しました。

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