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【Twitter】商店街のWebサイトはこれでイイのだ!

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宮崎県の宮崎市中心市街地のポータルサイト「M Town.info」が興味深い。トップページの一番目立つ所に、Twitterのリストが埋め込んである。このリストは関係者を登録済みで、最新のつぶやきが表示されるようになっている。

商店街のWebサイトの中に各商店のページを作って、商店主がブログを書くような仕組みを作ることはそれほど難しいことではない。例えばNetCommonsを使えば、商店街全体のページとは別に各商店毎に「ルーム」を作って、そこに日誌(ブログ)部品を配置するだけで完成だ。ルーム毎にアクセス権を設定することができるので、商店主が自分の店のページのみを更新できるような管理が簡単に実現できる。

技術的なハードルは低いのだが、実際の運用となると、人によってはこれでも難し過ぎるという話が出てくるだろう。書籍「私にもできちゃった!NetCommonsで本格ウェブサイト」では、町の温泉協会のWebサイト担当になった主人公の陽菜ちゃんが、温泉宿のオーナーにWebサイト活用を提案するのだが、「面倒だ」、「難しいから」と避けられてしまう。実際にこのような状況になることは多い。

「M Town.info」はTwitterをトップページに持ってくることで、サイトを手軽に更新することと、サイトに賑わい感を出すことに成功している。Twitterは140文字の制限があることで、文章を考える時間が短くて済む。携帯電話から投稿することもできる。タイムセールの案内などに使うと最適だろう。これならパソコンが嫌いな人にも、気軽に投稿してもらえるのではないだろうか。

つぶやきをWebページに表示するウィジェットがTwitterのサイトで公開されている。さっそくこれを使って、オルタナティブブロガーリストを表示するデモを、弊社のWebサイトに追加してみた。こんな感じになる。


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いくらデザインに凝ったサイトを作ったところで、更新が面倒で放置されたのでは、誰も見に来なくなってしまう。多少ローテクであろうと、Webサイトは活用してこそ意味がある。

商店街のWebサイトはこれでイイのだ!

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