セールスフォースは気前がいいなあ
シルバーウィークは過去の話になってしまいましたが、皆様はどのように過ごされたでしょうか。私はまとまった時間を活用しようと考えて、salesforceのオンライントレーニングをやってみました。
私が言うまでもなくsalesforceはSaaS/ASP型のCRMパッケージ分野でNo.1です。しかし、実際に使ったことがある人は、まだ少ないのではないでしょうか。
salesforceは、マーケティング、セールス、カスタマーサービスのアプリケーションと、アプリケション開発環境のForce.com Platformで構成されます。
営業支援の部分とシステム管理の概要について、無料のオンライントレーニングが公開されています。
- Salesforce CRM基礎 55分
- SFA基礎 109分
- システム管理者基礎 (設定編) 101分
- システム管理者基礎 (カスタマイズ編) 75分
- レポート基礎 62分
各コースは音声付きの自動スライドショーです。合計7時間におよぶ教材が無料で公開されているとは、salesforceは気前がいいです。オンラインで登録するだけで、2ユーザのDeveloper Editionを無料で使うことができます。ユーザや開発者を増やすことに正しくお金を使っている印象です。素直に感心しました。
トレーニングコースマップによると、オンライントレーニングの後で有料の「Salesforce CRMシステム管理者コース」や「Force.com開発者コース」を受講することになっています。
私はSugarCRMをよく知っているので、オンライントレーニングだけでsalesforceを十分理解することができました。SugarCRMはsalesforceの後に出たパッケージです。先行するsalesforceをしっかり参考にしています。こう言うとSugarCRMがsalesforceを真似しているように聞こえるかもしれませんが、salesforceはその前のSiebelを参考にしています。CRMアプリケーションの基本は10年以上前にすでに完成していて、それから変わっていないですね。
SugarCRMをベースにして比べると、salesforceは、関連リスト、フロート表示リンク、インライン編集、個人取引先(BtoBだけでなくBtoCも対応)、期間指定通貨換算レート、折りたたみ可能なセクション、ロールの階層などが優れていると感じました。反対に、SugarCRMの方が優れていると思った部分がありました。
弊社は、個々のお客様に最適なパッケージやソリューションをお勧めする立場で仕事をしています。両者を客観的に比較することで、それぞれの長所・短所を理解することができました。今後は、お客様の事情に合わせてSugarCRMとsalesforceを使い分けて行くことにしました。
余談ですが、salesforceの画面の文字が小さくて、ちょっとツライ感じです。SugarCRMはデザインテーマで文字の大きさを変えられます。ブラウザの設定以外の方法でsalesforceの文字を大きくする方法をご存知の方がいましたら、コメントお願いします。m(_ _)m