ウィルコムはガラパゴス島を後にしてゴジラになる
28日水曜まで六本木ミッドタウンで開催されている「WILLCOM FORUM & EXPO 2008」に行ってきました。
喜久川政樹社長は直前の発表会で「ウィルコムが目指すのはガラパゴスケータイではない」と言って、国内の携帯電話事業者とは一線を画していく姿勢を示したそうですが、その言葉通りの新製品や新技術がいっぱいの活気あるイベントでした。
展示会場の入ってすぐ右側にプロトタイプの展示、中央に「WILLCOM 03」や「WILLCOM D4」などの新製品の体験コーナー、突き当たり正面に大きなプレゼンテーションステージ、左右に小さいステージが配置されていました。会場はかなりの混雑で、熱気にあふれていました。
今回の目玉は、2.5GHz帯を利用した次世代PHSサービス「WILLCOM CORE」です。WILLCOM COREの通信速度は、驚きの100Mbps以上です。これなら実用上で有線LANと遜色ありません。しかも、技術的にはさらに速くなる可能性があるそうです。(ただしサービス開始は2009年からで、最初は20Mbpsで始まるという噂です。)
100MbpsのサービスがPHSの価格体系で提供されるのであれば、携帯に比べて通信速度で負けていたPHSの大反撃になるでしょう。これこそ「そろそろ反撃してもいいですか?」、「反撃とは、こういうことさ」です。
個人的には、WILLCOM 03のピンクトーンが非常に気になります。現行機種のW-ZERO3の色は、真面目というか、お仕事用というか、どうしても「買いたい気分」になれませんでした。今回のピンクトーンは思い切った色でかなりいい感じです。(ピンクは派手すぎと思われる方には、ライムトーンがお奨めです。)
今年のウィルコムは通信業界のゴジラとなって大暴れの予感です。