ひと味違うバーガーキングのブランド戦略
神田のバーガーキングを時々利用しています。
バーガーキングは日本での展開は3度目です。今回の仕掛け人は、ファーストリテイリング元副社長の澤田貴司氏と同元社長の玉塚元一氏が率いるリヴァンプと、ロッテリアをグループに持つロッテです。リヴァンプはクリスピー・クリーム・ドーナツを日本に上陸させた会社でもあります。
バーガーキングではワッパーと呼ばれる一回り大きいハンバーガーが看板商品です。米国で味を覚えた日本のファンも多いようで、1号店の開店の時は700人以上が行列したそうです。
神田店は5店舗目で、昨年12月にオープンしたばかりです。オープンから1ヶ月過ぎた最近は少し落ち着いてきました。昼食時以外は行列するようなことはありません。
他のハンバーガーチェーンと比べると、店内は席の間隔が広めで、ゆっくりできる椅子やテーブルが使われています。ロッテリアとの棲み分けもあって、価格競争はしないという戦略のようです。
ほとんどのお客さんは、バーガーキングに行くことが目的で来店しているようです。顧客満足度も高そうです。まずはバーガーキングの狙い通りに、成功したのではないでしょうか。
私にとって非常にうれしいのは、全店禁煙ということです。他のチェーンでは禁煙席にも煙が流れて来て落ち着けないことがありますが、バーガーキングは席を選ぶ必要もなく、安心できます。ワッパーの価格がやや高めな感じもしますが、この大きさなら許してしまいましょう。
ちなみに、バーガーキングでは、セットメニューの事を「ミール」と呼ぶようです。「ワッパーの『ミール』を、フレンチフライ(オニオンリングも選べます)とホットコーヒーで。」と言うのが、クールな注文のお作法です。(笑)
できれば家の近くにも出店して欲しいです。簡単に出店しないところが、プレミアム戦略なのかもしれませんが。