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試着はリアルなバーチャルで

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あるニュース番組で、韓国企業がCGを使った衣料品の試着システムを開発している、という話が紹介されていました。

衣料品の通販サイトでは、モデルさんが着ている写真をパソコンの画面で見られるというのは普通です。これだけですと、モデルさんと自分の体型の違いで、実際に自分が着た時にイメージが違ってしまうことがあります。サイズが合うのか心配で、衣料品は通販で買わないという人もいるでしょう。

今回の試着システムがすごいところは、本人を3次元モデリングしたCGを使うということです。

あらかじめ本人に店頭に来てもらって、レーザースキャナーで体型を正確に測ってCGモデル化します。このCGモデルと衣料品のデータを組み合わせると、着た時に背中が張るとか、胸がキツイとかまで画面でわかるそうです。

さらに、店頭では大型の薄型ディスプレイを縦に使って、ほぼ等身大の画面で確認することができるようになっていました。同じ画像でも実物大で見ることで、受ける印象はかなり変わります。

CGであれば、試着室が空くのを待つ必要もなく、たくさんの服を瞬時に着替えることができます。最後に本当に気に入った服だけ実際に試着するだけで買い物できます。家にいる時でも、自分のCGモデルを見ながら、サイズの不安なく通信販売で買うことができるようになるでしょう。

買い物することが楽しみで、いろいろ試着するのが楽しいという女性の方には受け入れにくいかもしれませんが、ゆっくり買い物している時間がないという方には便利なシステムかもしれません。

追記:
1999年1月27日付 繊研新聞に、「紳士スーツを仮想試着 御幸毛織が東洋紡と開発」という記事がありました。このシステムがその後に実用化されたのか興味があります。ご存知の方がいましたら、コメントお願いします。

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