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ザ・ウインザーホテル洞爺というホテル

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サミットの開催場所が北海道洞爺湖町に決まりました。他の都市・県が以前から誘致していた中で、急浮上した北海道に決まったのは、景気の悪い北海道に配慮したオトナの決断でしょうか。

試算では、開催中の観光客の減少などによるマイナス効果の約54億円を差し引いても、直接効果と開催後5年間の波及効果を合わせて約379億円以上の経済効果が見込めるそうです。すごいですね。

私は以前からCRMを実践する業界として、ホテル・旅館業界に関心を持っています。

洞爺湖サミットの会場になる「ザ・ウインザーホテル洞爺」の前身は、バブル時代に建てられたリゾートホテルでした。バブルの終わりとともにこのホテルも破綻し、北海道拓殖銀行のもとでザ・ウインザーホテル洞爺として再スタートしたものの、今度は拓銀の経営破綻を受け閉鎖されました。その後、ようやく新しいオーナーを見つけて再開したというドラマがあります。

バブル時代ならではの豪華な施設に加えて、最高のリゾートホテルを作り上げたいという窪山哲雄社長の情熱が込められたこのホテルに、一度泊まってみたいと思っているのですが、残念ながらまだ機会がありません。サミット開催ホテルとなるとますます格が上がって、人気が出そうです。

ザ・ウインザーホテル洞爺のドラマは、「プロジェクト・ホテル」という本になって出版されています。

4093873844 プロジェクト・ホテル―奇蹟の再生に賭けた男が創るこだわりのリゾートホテル
窪山 哲雄
小学館 2002-06

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