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ソフトウェア製品開発現場の視点

コストと品質

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ソフトウェアの開発だけではないが、コストと品質のバランスは、製品を作る上で大きな課題である。ソフトウェアにおいても、かつての「良いものならば高くても買う」という傾向から、「少しくらい品質が悪くても、安いほうを買う」という考え方に変わってきていると感じていた。

ちょっと思いつきで、次のような品質とコストについての考え方のテストを20人くらいの人にしてみた。

「日本は、電気代が高いと言われていますが、もし1年間に3回、各1時間程度の停電があるが、電気代が半額というオプションがあったら、そちらのオプションにしますか?」

先週、この質問をした2名が、安いほうのオプションをとったが、その2名を除けば過去に質問をしたおよそ20名の人は全員、高いけれども停電がないオプションを選択した。

安いものが売れるようになってはいるが、品質重視という考え方は、変わっていないということになる。良い悪いではなく、日本が高コストである原因は、このあたりにあるのだと思った。

Comment(6)

コメント

mohno

> 1年間に3回、各1時間程度の停電
この条件は計画的な停電と想定できるので、無停電電源などの対処方法をとった上で半額を選ぶでしょう(オフィスビルなどでも計画停電はありますよね)。
思わぬ停電が年に3回というのは多いでしょうが、それでも、たぶん対処をして半額を選ぶでしょうね。
半額じゃなく2割引くらいなら停電しない方を選ぶかも。
上記の本来の意図は「電気代」とは関係ないと思いますが、要は「バランスを考えて選ぶ」ということです。

あら!

えええだったら100円ショップが日本から消えるはずじゃないの???

比較が間違ってる。100円という値段のわりに品質が良いから買うんでしょ。

大事なものは高く買う。
どうでも良いものは100円ショップで。

メリハリでしょ?

non

物づくり社会での停電は大問題。日本がサービス産業化しているから、このような質問ができているんだよ。ラインで一度停電があってごらん。加工途中のワークはすべて台無しだよ。このような質問をする意識が怖い。

Katsushi Takeuchi

説明不足でしたので補足します。

停電の話は、品質の話をするのに具体例としてわかりやすいと思ってだしたわけで、実際には家庭での停電について聞きました。電力に限らずどこの世界にも「プロ仕様」というものがあり、これには別の品質基準があるのは当然だと思っています。

私は、家庭への電力供給はコスト高でプロ仕様のレベルはいらないので安くして欲しいと思っていましたのでこのような質問をしてみましたが、私が聞いた範囲では、家庭においてもコスト高でも停電しないほうを求めているということがわかったということです。

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