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ソフトウェア製品開発現場の視点

Lotusphere 2006 (2)

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1月23日(月)の朝、Lotusphere 2006 の Opening General Session があった。Lotus Software の General Manager である Mike Rhodin を中心に、2005 年の結果と、2006 年のプランの話があった。今回のトピックの中でも注目したものは、以下のようなものになると思う。

  • これまでの Notes/Domino と Workplace は将来的に融合するという曖昧な説明から、Hannover を中心にして、Notes ビジネスに投資を続けていくことが明確になった。
  • Notes 7 での Macintosh サポートがアナウンスされた。
  • Workplace の戦略では、Rich Client Platform (RCP) を使った Workplace Managed Client (WMC) を中心に展開される感じになってきた。

Notes/Domino が消えていくというメッセージが明確に否定されたことは個人的には非常にうれしい。IBM としては、方向性は変わっていないという立場のようだが、周囲の受け取り方は全く違っていた。やはり、Hannover のような目に見えるものが出てきたことが重要で、製品を作っている立場としては、物を見せることの重要性を再確認した。

Opening General Session のデモは、Hannover は Jeff Eisen、Workplace Designer は、Maureen Leland が担当していた。Maureen Leland のデモは、思わぬところでパスワードのダイアログが出てきてしまって、ちょっと失敗という感じであったが、彼女がステージに出てきたときの拍手は、Domino Designer を作り上げてきた実績を知っている人からのものだったと思う。

Opening General Session は、一時期ほどの盛り上がりはなく、淡々と進行したという印象であった。Notes ファンが減ってきているということもあるだろうが、やはり製品への思い入れがないと、迫力あるプレゼンテーションにはならないのであろう。

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