映画「ソーシャルネットワーク」を観ました

» 2010/12/02

ストーリーそのものはネタバレしようもなく、Facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグがいかにしてFacebookをつくり、その過程でさまざまな人に恨まれて訴訟をされ、示談に応じるまでの話です。

しかし、巨大なベンチャーがどのように作られるのか、米国のVCがどのような役割を果たすのか、そして、起業家の魂というか気概とはどのようなものなのかが如実にわかる。その意味で、 この映画をみた感想は、ネット起業家になんてなりたくない、そんな生き馬の目抜くような世界や裏切りやだまし合いはいやだと、表面だけをみて嫌気さす者と、起業家はやっぱりクールだと思い、挑戦する意志をさらに強く抱く者の二通りに分かれるだろう。

ところで、僕はNapsterにちょっと思い入れがある。10年前に帰国したときに、Napsterに初めて触れて強い衝撃を受けたからだ。マークに強い影響を与えた人物としてNapsterの創業者であるショーン・パーカー（ジャスティン・ ティンバレイク）が登場するが、彼をどう見るかでこの映画に対する評価が決まってくるだろう。
パーカーは、マークに対して起業家は大志を抱き、かつその実行を貫くべきであることを教え込む。強気でなければおしこまれるからだ。

ともかく。
これから社会にでる若者、およびベンチャービジネスに携わる者ならば、すべからく観るべき映画であることは、ここに記しておこう。