Feed と Webのトラフィックの違い
OSの世界、あるいはデスクトップの世界を制したのがMicrosoft、Webの世界を制したのがGoogleだとして、Feedの世界はネクストフロンティアであると思っている。しかし、FeedBurnerがGoogleに買収されたら、ちょっと困るな。
FeedはWebとは異なるトラフィックだと思う。
WebはHTML文書のリンクによる間接的なネットワークだが、FeedはRSSフォーマットによる情報提供者と情報受信者をつなぐ。より直接的なネットワークである。
そのうえに流れる情報に、基本的には大きな差、違いはないはずなのだが、現時点では実は大きく異なる性格を持っている。
それが以下の図だ。
Webのトラフィックの起点はいまやポータルよりも検索に移っている。いわば検索されない情報は死蔵されている(デッドストック)だけだ。Googleであればそのデッドストックもいつかは換金することができると分かっているし、かつそれを待つ恐tができる。しかし、普通の企業であれば情報在庫を抱えておくことはコストばかりかかってしょうがない。いくらストレージが安くなったとしてもだ。
現時点でのFeedは、その存在を発見することが難しい。Googleに代表される検索エンジンに、なかなかひっかからないからだ。そのかわり、一回購読をしてもらえれば、送り手にしても受け手にしてもハッピーな関係を作り上げることができる。
(Feedはいまのところ、イコール更新情報であり、Feedの上に流れる情報は鮮度が命で、非常に寿命が短い価値しか持たない。(将来はどうなるかは分からない)
だから、我々は当面、Feedで得た情報をWebに置き換えて、口コミのような付加価値をつけていく、という作業を繰り返していく。
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