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World of Live Feeds 構想

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溜まりに溜まった仕事ー執筆やら発表資料作成やらーに追い込まれているGW。いろいろと焦っています(でも、一日だけど愛馬で箱根まで行ってしまいました)。

さて。
Web2.0というのは、XML濃度が向上したことによる 以前より構造的なWebであり、Blogやブロードバンドなどによる利用者の増大によって、事業的にも技術的にもプラットフォームとして成立したことを指す便利な言葉である、と僕たちは主張している。そして、その中でもWeb2.0の血液としてネット上を循環している新しいメディア、Feedに注目して事業を興そうとしているとも繰り返して述べている。

Feedだけで完結する新しいWebの形を、僕はFeedsphereと呼んでいるのだが、別の言葉で置き換えてみると、World of Live Feeds、となる。つまり、生きたFeedによって構成される世界だ。feedpathはこの世界へとつながる道となることを目指している。

Live Feedとは僕の造語だが(少し前までFree Feedと呼んでいたのだが)、今後この言葉も繰り返し使っていきたい。どういう意味かというと、

1) メディアとして、あるいはWebサービスとしてのFeed
2) サイトを持たない生きたFeed

である。

つまり、FeedというXMLベースのコンパクトな文書ファイルを、Webサイトのサブセットや通知機能としてではなく、いきなり生成する。この機能があって初めてFeed 2.0(feedによる情報連携、Webサービス化)が成り立っていくと思うし、Feedリーダーが本来の価値を持ってくると考えている。(詳しくはこのインタビュー記事を参照ください

今後は、このLive Feedで世界を満たすことによって、これまでとは違うWeb体験を提示していきたい。Webサイトではなく、FeedというコンパクトなWebによって情報を活用することで、車ではなくオートバイで街を滑走するかのような自由なネット体験を得ることができると思う。

ちなみに、僕たちとしては、インターネット上だけではなく、イントラネット内にもLive Feedを張り巡らせたい。イントラネット2.0と呼ぶ環境がそれだ。そのために、イントラネット版のfeedpathもなるべく早く用意したいと思う。コードネームはWOLF。
つまり、World Of Live Feedsの頭文字をとったものである。そして同時にアルファギークのアルファ(狼のリーダーを指す)を意味することである。

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