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【まとめ】助けあいジャパンチャリティセミナー「明日のコミュニケーション」さとなお氏 × 「ソーシャルシフト」斉藤徹

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助けあいジャパンチャリティセミナー 

ちょうど1週間前、11月9日に開催された助けあいジャパンチャリティセミナー。僕自身も事務局として関わっていたのですが、「世の中をより良くする」きっかけとなるようなイベントになったと思っています。もちろん、もともとそのつもりで準備はしてきたのですが、自分自身がイメージしていた以上にそうなったので・・・(笑)単なるイベントレポートとしてではなく、僕自身の想いも込めて書かせていただきます。

<チャリティセミナー概要>
参加することが寄付になるチャリティセミナー
11月9日(水)「明日のコミュニケーション」さとなお氏 × 「ソーシャルシフト」斉藤徹
http://media.looops.net/kato/2011/11/03/1109seminar/


さとなおさんと斉藤、両者共に新刊を出版するタイミングだったことから、「明日のコミュニケーション」と「ソーシャルシフト」の出版記念セミナーであるとともに、収益は東日本大震災復興プロジェクト「助けあいジャパン」へと寄付するチャリティイベントとして開催されました。業界を代表する二人が講演する注目度の高いイベントとなり、1週間ほどの告知期間にも関わらず、約350名もの方々にご参加いただくことができ、大変嬉しく思っています。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。残念ながらご参加いただけなかった方も多かったと思いますので、お二人の講演の様子、そしてそのエッセンスを以下にピックアップしました。

 

助けあいジャパン代表理事 さとなお こと 佐藤尚之氏

助けあいジャパン代表理事 さとなお こと 佐藤尚之氏

・「助けあいジャパン」は政府と連携はしているが、お金はもらっていないので、全部スタッフの手弁当。協賛企業様からご支援いただいている。

・「情報」は水や食料と同様にライフラインである。みんなが助けあうことの大切さ。民も官もNPOもごっちゃになって一緒に動いた。約300人が関与して、徹夜の連続でサイトを立ち上げた。

・震災に関する海外への草の根情報発信は非常に重要。国同士での公な強いつながり以外にも、小さなつながりを築いていける時代になった。日本国内ですら現地の情報は行き渡っていないけど、海外にも伝えていきたい。

・人生に仮の暮らしなどない。支援は長距離走。

助けあいジャパンチャリティセミナー「明日のコミュニケーション」アーカイブ

 

ループス・コミュニケーションズCEO斉藤徹

ループス・コミュニケーションズCEO斉藤 徹

・"Social media is people having conversations online"

・本質的に企業が変わらないといけない時代になった。新刊「ソーシャルシフト」には、企業が本質的に変わって、生活者から愛される企業になるためにはどうしたらよいかを余すことなく書いたつもり。

・企業と生活者の新しいコミュニケーションのカタチ。信頼関係で繋がった人そのものがメディアとなる。

・これからの世の中で大切なのは「誠実で真摯な対話姿勢」。ヒューマニティを大切にするように世界がシフトしていっている。

・Facebookユーザー数は8億人。2012年は10億を超えるだろう。Facebook上の「一人あたりの情報共有量」が年2倍で増加。

・シェアの文化が人々に根づき始めている。ムーアの法則では情報洪水で人間が置き去りにされたが、シェアの法則によって情報産業の中身が大きく変わり、牽引するようになる。

・Googleはリードジェネレーション、Facebookはデマンドジェネレーション。アルゴリズムから友人へ、情報が人を介して伝わるようになった。サーチからディスカバリーの時代へ。

助けあいジャパンチャリティセミナー「ソーシャルシフト」アーカイブ

 


ソーシャルメディアは全てを超え、時代を変える

3月11日に東日本を襲った大震災。復興に向けて、想いひとつで様々な震災支援プロジェクトが立ち上がったのは、皆さんの記憶に新しいところだと思います。ひとりでできることはほとんどなくても、みんなでできることはたくさんある。日本の危機に発足した様々な震災支援プロジェクトが、それを実感させてくれました。

「社会を変えたい」「より良くしたい」そんな想いをお持ちの方も多いはず。でも、ひとりで悶々と考えていても、きっと何も始まらない。今より少しずつでも世の中を良くしていくためにも、みんなとつながり、シフトのための小さなアクションをみんなが起こす。そんなキッカケになるイベントに、本当になったのではないかと思っています。

ソーシャルなつながり

極端に言えば、ソーシャルメディアは全てを越えていくことができます。性別・世代・国境など、あらゆる壁を超えていけることを実感しています。まさに時代の変革期と言えるでしょう。そのタイミングに偶然居合わせられる幸せを感じていますし、さとなおさんも斉藤も言っていたとおり、特に若者にとって千載一遇のチャンスだと思っています。

今は大変な時代ですが、時代は変わります。変えていくのは僕たちです。今の自分にできることを少しでも、やっていきたいと思っています。皆さんもよろしければぜひ。ご協力いただければとても嬉しいです。

<震災復興の長期的な支援のためにもご協力をお願いします!>

助けあいジャパン寄付のお願い
http://tasukeaijapan.jp/?page_id=15158

復興支援情報サイト 助けあいジャパンをみんなの想いで運営プロジェクト / ORIZURU
http://bit.ly/tVfhYj




「競争(Competition)」ではなく「共創(Co-Creation)」の時代へ

最後に。ソーシャルメディアの台頭によって、個人でも情報を発信することができるようになり、関与する生活者が増えました。今までは切り離された存在だった企業・団体と生活者の距離が近くなったり、企業や組織の枠を超えて個人と個人とがつながるようになってソーシャルなアクションが次々に生まれたり・・・今回のチャリティセミナーも、多くの勉強会やプロジェクトを共にした志ある仲間たちが集い、賛同や協力を申し出ることによって開催に至っています。イベントに関わる運営スタッフはオールボランティア体制で行われ、会場は500名を収容可能な巨大スペースを楽天さんから無償提供いただきました。

このチャリティセミナーを開催できたこと自体が、まさに今のソーシャル時代に起こっている変化を体現したものだと思っています。ただ単につながるだけではなく、つながりの先にあるもの・・・そこには「競争(Competition)」ではなくて「共創(Co-Creation)」があるのではないでしょうか。

Generations


志を共にした仲間と一緒に何かをやる。何かを創り上げる。そこで何かを思い、何かを感じることがすごく重要になってくるのでしょう。リアルな場はもちろん、オンラインでも同様です。オンライン / オフラインを問わず、何かを「共」に「創」るCo-Creationの時代になってきたのだと思っています。そうなると、僕自身が強く信じています。そんなことを改めて強く実感した1日になりました。

僕自身の座右の銘は「ひとりじゃできないこと、みんなでやる」です。人生をかけて、やっていきたいと思います。何かご一緒いただける方はいつでもご連絡ください。


以下、この記事をまとめるにあたっての参考URLです。ご参照いただければ幸いです。


<参考URL>

ソーシャルメディアの浸透で“嘘が効かない時代”に--ループス斉藤徹氏が唱える「ソーシャルシフト」とは?
http://news.livedoor.com/article/detail/5990292/

これからのコミュニティーに必要な○○○って?
http://learnbydoing.jp/2011/11/11/coexperience/

SocialShiftな人たちとの出会いに感謝 - 3/11以降考えていること
http://www.facebook.com/note.php?note_id=175695902520632

最初から最後まで計2時間半ほどのUSTアーカイブ
http://www.ustream.tv/recorded/18404453

さとなおさん:明日のコミュニケーション 「関与する生活者」に愛される方法
http://amzn.to/s3sOfR

斉藤徹: ソーシャルシフト―これからの企業にとって一番大切なこと
http://amzn.to/sEy2sm

「明日のコミュニケーション」×「ソーシャルシフト」出版記念 - Togetter
http://togetter.com/li/212192


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1.ソーシャルメディア・ダイナミクス(毎日コミュニケーションズ)
2.ひとつ上のFacebookマネジメント術(技術評論社)
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4.Facebookブランディング(翔泳社)
5.まったくの初心者でもFacebookをビジネスで使いこなせる本(日本実業出版社)

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