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IT業界の金字塔はどんな姿なのか見てみたい記者のブログ

編集後記(みたいなもの):SE特集

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 4、5、6月の2カ月と少しの間、エンタープライズチャンネルで、特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件を担当しました。その中で、最も気を使った記事は、『これだから設計あがりの営業は……その1』でした。

 あるライターさんと打ち合わせと称して新橋の小料理屋でお酒を飲んでいるときに、その「お友達」としていらしたのがメグミ氏でした。実際に、大手システムインテグレータに営業SEとして働いている方です。

 「営業部長が案件データベースのプログラマーになっては困る」という話は、リアリティがあったと同時に、日本のシステムインテグレータにおける典型的なケースとして以前から似たようなことを見たり、聞いたりしておりました。そこで、思わず、「原稿書きませんか」とお願いしてしまったのがことの始まりです。リアリティがある限りなんとかそれを形にしたいという(一応)ジャーナリスト魂が働いたわけです。

 あれやこれや考えて、Megumi's 「愛」のIT説教部屋として構成し掲載したのでした。結果として、読者からの反響は凄く、「こんな記事を載せるのはどうかと思う」というものから、「わっはっはっ、特に大手のシステムインテグレータではその通り」など、賛否両論(否が若干優勢だった)の声が届きました。

 もちろん、読者の声から反省する部分も多々ありましたが、賛から否へのふり幅を利かせ、多くの反響が届いた点については、狙い通りだったのでした。実は、個人的にはメグミ氏に賛成しています。外を回ること自体は別としても、営業担当部長なら営業のことを考えてほしいというのは自分の意見でもあります。結果(営業成績)がどうあれ、やるべきことをやる姿勢を見せてくれないと、下で働く人間としてはおそらく日々働く気持ちを維持できなくなってしまうからです。

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