最も情報発信を行った人が最もフィードバックを受ける
このブログでは基本的に個人、あるいは企業(とくに中小企業)が成長するための「情報発信」について語っていくつもりです。
ただ、まだブログをはじめて間もないため、このブログでなにを伝えていこうとおもっているか、概略をご理解いただくために
以前、メールマガジンでも書いたことを引用しながら、しばらくの間ご紹介させていただきます。すでにおよみいただいた方は復習として、初めての方は、「ああ、このブログは大体、こういうことをいおうとしているのだな」というご参考にしていただければとおもいます。
それではどうぞ。
(ここから)
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先日、リクルートの創業者、江副 浩正さんのこの本を読みました。
その110ページに書かれているのですが、
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ある本のなかで
【 万物の中で人間がもっとも優れた存在であるのは、
  人の体の中に無数のフィードバックの回路が組み込まれて
  いるからである 】
とあった。
また
【 数多くのフィードバックを媒体、組織、その他
  改善に有効に機能するようにした 】
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と、このように江副さんが語られていたのが印象的でした。
■広辞苑を引くと、「フィードバック」という言葉はこんなふうに
 定義されています。
フィードバック【feedback】
  電気回路で出力の一部が入力側にもどり、それによって
  出力が増大または減少すること。
  また一般に、結果に含まれる情報を原因に反映させ、
  調節をはかること。帰還。饋還。
          [株式会社岩波書店 広辞苑第五版]
ここでいうフィードバックの意味は、もちろん後者のほうです。
■私もフィードバックは非常に重要だと考え、
 自分の成長のためにフィードバック回路をフルに
 活用してきました。
 私がメールを利用した情報発信を積極的に始めたのは
 7年前くらいから、
 メールマガジンを含む、ネットを活用しての情報発信は
 およそ4年前からとなります。
この7年間、あるいは4年間でさまざまなことが加速しました。
■これにはいくつかの理由が考えられますが、
 とりわけ大きかったのは
 【 最も情報発信を行った人が
       最もフィードバックを受ける 】
という原理に従ったからではないでしょうか。
 江副さんのさきほどの文章に触れて、そんなことを改めて
 感じた次第です。
■お会いする方のうちの少なからぬ人は、このメールマガジンを
 読んでくださっています。
すると、本当に多くのフィードバックをくださるのです。
 「あの箇所は、こう書いたほうがいいですよ」
 「あんなふうに書くと、こんなふうに思う人がいますよ」
 
 といった文章面のアドバイスから、
 「こんなことにご興味がおありなら、この本を読んでみられては」
 「こんな人とお付き合いがあるのでしたら、この人も紹介しましょう」
というありがたいご紹介をいただいたり。
■あるいは、こちらから「この人を紹介してください」と
 メルマガに書いたら、実際に紹介してくださる人がたくさん
 現れたり、
 「○○で困っています、悩んでいます」と書くと、
 すぐに解決策を教えてもらったり。
 考えてみますと、すべて【 フィードバックの輪の中 】で
 生かされてきたのではないかとおもいます。
■この
 「フィードバック方式」を仕組み化する、
 そして自分、ないし自社の回路の中に埋め込んでしまえれば、
 成長は加速化する。
 そして「情報発信」は、その仕組み化を自動的に行って
 いることになるのではないか
と考えています。
■情報を発信すれば、必ずそれに対して、一定の割合で
 フィードバックを返してくださる方が現れます。
 そのためには、まずは情報発信。
 発信するからフィードバックが返ってくる。
 このことを念頭において、
 ビジネスを組み立ててみるのも一つの手かとおもいます。
