“I am. Are you?” Facebookの新機能「臓器提供ステータス」に期待すること
海外速報部ログの佐藤由紀子さんが記事に書かれていますが、米国Facebookは現地時間の5月1日に「Organ Donor Status」という社会貢献型の新機能を追加したと発表しました。
Organ Donor Statusは日本では「臓器提供ステータス」というそうですが(日本では現時点では未公開)、ユーザーがタイムラインに自分が臓器提供者であることの意思表示ができ、臓器提供登録をしていない場合は公式機関へのリンクが表示される機能です。
I am. Are you?
Organ Donor Statusの機能は、臓器提供者を増やすことを目指す米国の非営利組織「Donate Life America」とパートナーシップを結んで展開するようです(Donate Life Americaのリリース文)。Donate Life Americaは以前から自組織のサイトで、ビデオメッセージなどを利用してプロモーション活動を展開しています。
特にイリノイ州の「Donate Life Illinois」のサイトは、“I am a registered organ/tissue donor. Are you?”という伝えるメッセージの分かりやすさから、ソーシャル・マーケティングの一例としてよく紹介されるサイトです。
ターゲット・オーディエンスは9億人以上に
今回、Facebook上の新機能としてOrgan Donor Statusが追加されたことにより、そのターゲット・オーディエンスは理論上はFacebookの現時点での利用者数である9億人以上に達することになります。
Facebookをどう使うのか?
Facebookをどう使うのかは人それぞれだと思いますが、今後は社会貢献参加へのプラットフォームとしての使い方もできるようになると思います。今回の発表では、Facebook社も「世界規模の社会問題を解決するためのツールを構築していきたい」と話しています。
「臓器提供ステータス」機能については、実際にはそのアウトカムの測定はなかなか難しいと思いますが、今後もユーザーの社会貢献参加のプラットフォームとしての機能追加を期待します。