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復興の継続支援、被災孤児や被災した子供たちの支援

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東日本大震災の継続支援につき、前回紹介したボランティアや寄付以外にできることについてお話しします。今回は、まず何よりも最優先されるべき被災孤児や被災した子供たちの支援ができるプログラムを紹介します。

子供たちが20歳を迎える日までサポートする「ハタチ基金」

「ハタチ基金は」大震災発生時に0歳だった子供がハタチを迎える日まで、継続的にサポートを行う期限付きの基金です。4つの支援団体が、以下の7つの支援活動を実施しています(3/27現在)。

  1. コラボ・スクール(NPOカタリバ、勉強の場所を奪われた子供たちに放課後学校・学びの場の提供)
  2. キズナ・ハイスクール(NPOカタリバ、被災した各地の高校生のキャリア教育合宿プログラム)
  3. Chance for Children(チャンス・フォー・チルドレン、学校外教育クーポン券の提供とボランティアによる学習・進路の相談)
  4. スマイル・ファクトリー・フォー・南相馬(トイボックス、南相馬市で被害を受けた発達障がい児・不登校児童生徒の心のケア)
  5. 希望のゼミ(フローレンス、被災で厳しい環境に置かれた中高生の無償学習進学サポート)
  6. ふくしまインドアパーク(フローレンス、放射能の影響で外で遊べない子供たちに屋内で安心して遊べる場を提供)
  7. 避難家庭教育サポート (フローレンス、東京に避難している被災者の子供に一時保育を無償提供)

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私たちが個人でできる支援には、以下の方法があります。

  1. 毎月継続して支援(寄付)をする
  2. 都度支援(寄付)をする
  3. チャレンジで支援する(JustGivingで「ハタチ基金」を応援する)
  4. チャリティイベントに参加する
  5. チャリティ商品を購入する
  6. クリック募金をする

以前のブログで紹介した、HASUNAのチャリティリングもハタチ基金を支援できるチャリティ商品ですね。個人以外にも企業・団体でも支援することができます。

支援をマッチングする「東日本大震災 子どもの学び支援ポータルサイト」

「東日本大震災 子どもの学び支援ポータルサイト」は、文部科学省が日本ユニシス、ユニアデックスの協力を得て運営する、子供の学び支援のマッチングサイトです。教職員、専門スタッフ、その他ボランティアなどの「人的支援」、備品・学習用品、一般図書などの「物的支援」、「被災した子供の学校への受け入れ支援」などができます。

「支援の要請」をみてできることがあれば支援することができますし、「支援の提案」もできますので、自分にできることや提供できるものを提案することもできます。

「ユネスコ就学支援奨学金」「国境なき子どもたち」などの団体を支援する

「ユネスコ就学支援奨学金」「国境なき子どもたち」などの、被災した子供たちを支援している団体に寄付することも支援のひとつの形です。

私の将来の夢はIT会社に勤めることです

以下は、ハタチ基金のサイトの「子どもたちの声」に掲載されている、Chance for Childrenの支援を受けている中学2年生の女の子の夢です。

私の将来の夢はIT会社に勤めることです。小学校三年生の時パソコンを使ってみた時から、「楽しい」とか、「もっとやりたい」「もっとタイピングを早くしたり、使い方を覚えたい」と思っていました。

今もその気持ちは変わっていなく、できるならIT関係の会社に勤めたいと思ったのです。(後略)

私は「IT関係の会社」に勤めています……。

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