「生きている限り、希望を持つ」チャリティリング 絆
遅ればせながら2012年の初エントリーです。今年もどうぞよろしくお願いします。今回は「チャリティリング 絆」についてお話ししたいと思います。今年の正月に「おめでとうございます」というのが少し憚れるのは、やはり昨年の東日本大震災のことが心のどこかにあるからだと思います。
忘れることができない光景
私も5月の連休に新幹線で仙台に行き、友人の車に乗せてもらって塩釜、松島、東松島、石巻と被災地を巡りました。こういう表現が的確ではないのはわかっているのですが、そこで見たのはまるで核戦争の後の世紀末のような光景でした。見渡す限り土と瓦礫以外は何にもなくって。実は私は中学1年の終わりから高校2年までを仙台で過ごしましたので、このブログでも震災について何度か触れようとは思ったのですが、何をどう書いたらいいのかがわからなくって。ただ、心の中にはずっと澱のようなものがありました。この澱のようなものは、震災を経験した私たちすべてが一生涯を通して心の中に持ち続けるのではないでしょうか。もちろん、被災者の方の心労とは比べ物になりませんが。
「生まれ変わる」「再生する」意味を込めたリング
今回お話するチャリティリング 絆とは、以前のこのブログでもお話ししたエシカルジュエリーを製造・販売するHASUNAが発売する大震災復興チャリティリングです。収益のすべては「東日本大震災発生時に0歳だった赤ちゃんが、無事にハタチを迎えるその日まで。子どもたちのサポートを継続的におこなう期限付きの基金」である「ハタチ基金」に寄付されます。
「生まれ変わる」「再生する」という意味を込めたリサイクルゴールドとリサイクルシルバーのリングがあって、それぞれ5人の賛同者の方の以下のメッセージが刻まれています。
“Dum spiro, spero.”
“LOVE CHANGES OUR FUTURE”
“Keep on Smiling”
“愛 Amour Infinis”
“We are with you.”
そして、メッセージの後ろ側には“3.11”の文字が刻まれています。
私もリングを作りました
実は私もリングを作りました。オーダーメイドなので昨年の11月頃にオーダーをして、先日(1/4)出来上がりました。私のリングはリサイクルシルバーで選んだメッセージは2010ミス・ユニバース・ジャパン 板井麻衣子さんの“Dum spiro, spero.”です。ラテン語で「生きている限り、希望を持つ」という意味だそうです。
いい言葉だと思います。震災のことはもう忘れることができません。そして、具体的なことが何にもできない自分にも幻滅します。ただ、今年からはこのリングをつけて希望を持って生きたいと思います。