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【NET技術.010】WAN及び通信サービス②

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 佐藤@IT雑貨屋です。

 さて、インターネットを利用する際に、利用者がネットワークに接続するための手順があり、それを「コネクション制御」と呼んでいます。ここでは代表的なコネクション制御について紹介していきます。

◆PPP(Point to Point Protocol)
 PPPはポイントtoポイント(1対1)で通信をするプロトコルです。データリンク層のプロトコルで電話回線や専用線などのシリアルな回線で、コネクション確立やデータ転送を行います。
 認証を行うプロトコルとしては、PAPとCHAPの2種類があり、PAP(Password Authentication Protocol)はユーザIDとパスワードで認証を行う方式で、CHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)は、チャレンジレスポンス方式を使用して、ネットワーク上に流れるパスワードを毎回変える方式となっています。

◆PPPoE(PPP over Ethernet)
 インターネット接続サービスを利用する際には、通信方式にLANで利用されているイーサネット方式を多く用いています。しかしイーサネットには認証機能やコネクション確立/切断機能、課金管理機能がないために、PPPを合わせて利用することでコネクション管理を実現しています。そのためのプロトコルがPPPoEとなっています。
 PPPoEではPPPのフレームをイーサネットフレームでカプセル化する事で、LAN/WAN問わずに様々な接続方式で利用可能です。

 過去のインターネット接続などでは、モデムを介してPPP接続でつなげたり、近年のADLSやFTTHではPPPoEが主流になっていましたが、近年、IPv6と併せてIPoEというのが主流になりつつあります。

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