「安倍マリオ」をあえて外した2016新語・流行語大賞
2015年は「トリプルスリー」って何?と流行ってない言葉がランクインしたり、「アベ政治を許さない」とか政権批判用語を無理に選んだのでは?と問題になった、新語流行語大賞。そこで2016年はどうなのか? 下馬評をGoogle Trendで確認したところ、やはり、「安倍マリオ」はノミネートに入るべき流行語だったがあえて外されたという状況が見えてきました。
「2016ユーキャン新語・流行語大賞 ノミネート語」 30を見る
30もあるので、私が知らない言葉があっても不思議じゃないわけですが、不自然なノミネートから隠された、言葉が浮かぶはずだろうと、全体を見てナニコレ?と思った言葉には注釈をつけてみました。
No.01: アスリートファースト
No.02: 新しい判断 ※消費税増税延期に関する安倍首相の言葉らしい
No.03: 歩きスマホ
No.04: EU離脱
No.05: AI
No.06: おそ松さん
No.07: 神ってる ※ 野球で流行った言葉らしい
No.08: 君の名は。
No.09: くまモン頑張れ絵 ※熊本を応援する漫画家のくまモンイラスト Twitterハッシュタグ
No.10: ゲス不倫
No.11: 斎藤さんだぞ
No.12: ジカ熱
No.13: シン・ゴジラ
No.14: SMAP解散
No.15: 聖地巡礼
No.16: センテンススプリング
No.17: タカマツペア ※ リオ五輪絡みではこの言葉だけだけど、他にもっと流行ったことががあったような?
No.18: 都民ファースト ※都知事選絡みで、小池新都知事が言ったろうけど流行ったの?
No.19: トランプ現象
No.20: パナマ文書
No.21: びっくりぽん
No.22: 文春砲
No.23: PPAP
No.24: 保育園落ちた日本死ね ※ 「日本死ね」って口に出すのは憚られるし、選ぶにしても「保育園落ちた」でしょ
No.25: (僕の)アモーレ
No.26: ポケモンGO
No.27: マイナス金利
No.28: 民泊
No.29: 盛り土
No.30: レガシー
政治絡みで無理に突っ込まれたノミネート語は、「新しい判断」
昨年いっぱいあった、政権批判の言葉、ことしは新機軸があまりなかったのか、「新しい判断」「保育園落ちた日本死ね」に留まっています。ただ、実際に流行ったといえるのは「保育園落ちた」というフレーズまででしょう。「死ね」なんて口にだすのは憚られるわけでトレンドでチェックしても、ダイブ小さくなっています。働き生活すること関連ではむしろ、「過労死」の方が検索されています。
私が選ぶ、2016流行語 大賞、それは、「安倍マリオ」
もうひとつ不自然に感じたいのはリオ五輪絡みの「流行語」です。タカマツペア ってGoogle Trend ではそれなりに目立ちますが、実際のところ分からないから調べた人が多かったという結果の反映に見えます。オグシオは知ってても、タカマツって誰だっけって、なるので。
そして、リオ五輪当時の話題を振り返って思い出したのは「安倍マリオ」でした。
保育園落ちた日本死ね, タカマツペア, 過労死, 新しい判断, 安倍マ_ - https___www.google.co.jp_trends_explore
アベマリアに似た、けど違う、安倍マリオという 面白みのあるフレーズは、リオ五輪閉会式での安倍総理のサプライズ出演という2016年の出来事を象徴するにふさわしい、流行語でしょう。
トレンド的にも抜きん出ています。昨年も安倍政権叩きの言葉が目立った、ユーキャン新語・流行語大賞ですが、引き続き反自民政権という傾向は変わっていないようです。