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「マイコン」が入っているインテル??? Intel vProのすごさを実感

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9/29 有楽町のインテル株式会社本社でvProという製品のデモを拝見し、「分散システム集中管理」という私にとって15年来の夢はもうかなり可能になっているのだなぁと驚きました。

今回のIntel vPro(ヴィープロ)テクノロジー。何がすごいかというと、チップセットというハードの中に、Management Engine(ME)という「マイコン」が入っていて、RealVNCというパソコンのリモートコントロールクライアントとかが動くところです。

従来、のパソコンはこういう階層でVNCとかのアプリが動くにはOSが動いている必要があるのが当たり前に常識でした。

[図1:従来のパソコンでのリモート管理]
|アプリ(例:VNC)|
| OS        |-- TCP/IP -- [管理者のコンソール]
|BIOS        |
|ハード       |

それが、vProの場合、ハードウェアの中に焼きこまれたソフト(ファームウェア)があってそこの層で、一つの小さなコンピュータとして機能して、更にその上にBIOSやOSが乗るという構造になっています。ハードの中の「マイコン」がコンピュータとして振る舞いTCP/IP経由で電源管理やリモコンなどができる、たとえ、OSやBIOSがクラッシュしても、ということが、対応アプリと設置の組み合わせで可能になるわけです。

[図2:Intel vProと対応ソフトにより可能となるリモート管理 ]
|アプリ       |
| OS        |
|BIOS        |
|ハード        |
|(ME= 管理されるエンジン)|-- TCP/IP ---- [管理者のコンソール]
|ウェア        |

従来の管理ツールがOS上に常駐するものであったため、OSが壊れたら使えないものだったわけですが、今のvProではその制約に縛られないわけです。
参考元 http://www.computerworld.jp/topics/pcc/183669.html

もちろん、仮想デスクトップとか、仮想アプリケーションとかの違うタイプの管理を簡単にするテクノロジーの進歩も目覚しいのですが、PC自体の進化もそれに負けてないのだなと非常に感心しました。

さて、そんな驚きをもった私ですが、15年来分散システム管理ツールには縁があります。1995年、縁あってマイクロソフトのサーバー製品のマーケティングの仕事を始めた時に担当したのがMicrosoft Systems Management Server 1.1(MS SMS)という分散システム集中管理ツールでした。時あたかもクライアント/サーバーコンピューティングの全盛期。PCサーバーは安くていいけど、クライアントソフトの管理はどうしよう?という課題が浮上した時代でした。そこに「午前3時、ソフトウェアを一斉配布」みたいな夢を語ってMS SMSが登場したわけです。

http://www.wincons.or.jp/view/vol23/page11b.html

Windows View Vol.23 via kwout 1996年のWindows コンソーシアムセミナー写真より

機能としては、ソフトウェアの一括自動配布、クライアントPCのインベントリ(クライアントにインストールソフトおよびバージョン情報)の取得、リモートコントロールなど、今求められている分散システムの管理機能がかなり盛り込まれていました。ただし違うのは、当時のハードのリソースで、CPUは1996年当時のこの写真の東芝TECRAのように Pentium 133MHz  メモリー48MB 重量3.6kgというヘビー級の高級機でも知れたもので、サーバー側も似たようなものでした。Wake-on-LANも整わず、ネットワークは100Mハブだって高い。あーあのときにvProがあったらもっと助かったのになぁとかちらっと思いました。

最後に蛇足ですが、サッカー好きの人は、「ああイタリアセリエAのインテルにマイコンが居るよねぇ」とにやりとしていただけるとうれしいです。

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