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「華麗なる一族」にみる責任者の発言の重さ

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先日、「華麗なる一族」(日曜夜21:00 TBS系)の中で、
主人公が、その父親に対して、
「親子ということを勘案せず、ビジネスとして判断してください」
という趣旨の発言をする場面がありました。

原作を読んでいないので、背景事情が分からないのですが、
見た瞬間感じたのは、
「こんなリスクのある発言、私にはできないなぁ」ということ。

もちろん、自分の守るべき信条等を考えると、そういう発言になり、
また、そういう確固たる強い信念を持っていることが
強い企業になるための要素の一つであるとは思います。
ただ、目先の企業の重要事項について、そのリスクを増やすような
発言は、責任者としてどうかなぁと。
(案の定? 主人公の会社は、若干、窮地に立たされていますし、
事実、慌てていたりする。。。)

単にドラマに噛み付いているのではなく、「自分が実現したいこと」と
「自分のプライド、主義主張」とが本件のように対立するときに、
どちらを優先するのかというのは面白いテーマですね。
概念的には、「短期的には、「目の前の利益」、長期的には、「自分の信条」」
ということなのでしょうが、このバランスをどうとるのかというのは、
社長の個性のひとつだと思います。

PS このエントリーのせいで、毎週、このドラマを見るようになるのも、
 どうかなぁとは思っています。。。

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