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2011年版「フォーチュン100社のソーシャルメディア活用実態調査」

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米国大手広報エージェンシー、Burson-Marsteller社が、大手グローバル企業100社(2010 Fortune Global 100 List)のソーシャルメディア利用調査2011年版を発表した。詳細は、Slideshare からダウンロード可能。また2010年版サマリーは こちら で閲覧可能となっている。

対象企業の内訳は、米国系企業が32社、欧州系企業が47社、アジア系企業が18社、南米系企業が3社。また調査対象としたソーシャルメディアは、Faceook、Twitter、YouTube、企業ブログ、および各地域のローカルSNSだ。
 

■ 2011年版 調査サマリー

1. 昨年に続き、Twitter(77%)がもっとも利用されているソーシャルメディアとなった。続いて、Facebook(62%)、YouTube(57%)、企業ブログ(36%)となった。Twitter人気の理由としては、最も投資がかからない点を挙げている。
 
2. アジア系企業のソーシャルメディア活用が大幅に増加した。特に、国内外のステークホルダー向けにTwitterを利用するケースが増えている。これは、FacebookやTwitterがローカルSNSに対抗して成長しているためだろう。

3. 企業が利用しているアクティブなソーシャルメディア・アカウントは平均で20アカウントを超えた。内訳は、Twitterが5.8、Facebookが4.2、YouTubeが2.7、企業ブログが6.8となっている。これは、地域ごと、部門ごとのアカウントが増加してきたためだ。


■ ソーシャルメディア活用の概要について

1つ以上のソーシャルメディア・アカウントを持つ企業は全体の84%、前年度と比較して5%アップした。アジア系企業は遅れているが、最も急成長している。
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また、媒体別に見ると、Twitterが77%と群を抜いている。普及率では遥かに上回るFacebookをしのぎ、Twitterがトップになった理由を、BM社はローコストのためと予測している。
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企業ごとのアカウント数で見ると、ブログが最も多く6.8、続いてTwitterが5.8となっている。それぞれ伸びているのは、地域ごと、部門ごとのアカウントが増加しているためだ。
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■ Twitter活用の概要について

まず、Twitterアカウント数の調査では、米国系企業が9.9アカウント、続いてアジア系企業が8.3アカウントとなっている。逆に欧州系企業は3.0アカウントと少ないのが対照的だ。
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続いて、フォロワー数の比較だ。アジア系企業が平均7500人強と圧倒しているのが印象的だ。これにはソニーやパナソニックなどの日本系も貢献しているだろう。
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さらにTwitterの利用方法だが、@でメンション(一斉同報ではなく、個人とのやりとり)比率の調査が大変興味深い。アジア系企業を中心に、個別対話が増加しているのが顕著であり、各社とも顧客とのエンゲージメント構築に非常に積極的であることがわかる。
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さらに、利用目的別では、広報ニュース配信系が88%、プロモーション系が28%、カスタマーサービス系が40%、リクルート系が10%となっている。


■ Facebook活用の概要について

続いてFacebookアカウントだが、これは保有しているFacebookベージの数で統計されている。世界的には4.2アカウント、Twitterと同様、欧州系企業のアカウントが少なめだ。
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さらに、Facebookページの平均ファン数では、アジア系企業が平均12万人、前年比5倍と急伸が際立つ結果となった。
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■ YouTube活用の概要について

YouTubeアカウントは、YouTubeチャンネルの数であらわされる。米国系企業が最も多く、平均3.8チャンネル保有している。
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こちらは各チャンネルにおける平均動画閲覧回数だ。アジア系企業が180万回以上と群を抜いているのが注目される。調査解説には、ソニー、トヨタ、ヒュンダイなどの企業名が挙げられている。
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■ 企業Blog活用の概要について

最後に企業ブログ数だが、これは米国系企業が他を圧倒し、平均14.5もの企業ブログを運営していることがわかった。逆にアジア系企業は、対前年比で半分以下に減少、1.4ブログと、TwitterやFacebookへのシフトを鮮明にしているようだ。
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なお、この調査は、2010年11月から2011年1月にかけて実施されたものだ。結論として、大手グローバル企業は、ソーシャルメディア活用を強力に推進していることがわかった。アカウントを多様化することで異なるステイクホルダーへのリーチを心がけ、さらにエンゲージメント構築という、ソーシャルメディアの本質的特性を理解している点に注目したい。

さらに詳しい情報は、Burson-Marsteller社 Slideshare からどうぞ。

 

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