オルタナティブ・ブログ > 小池良次の米国情報通信ブログ >

米国の通信業界を主体に、最新ITトレンドを追う

On Vox: Skype over 3G/iPhone...それは禁断の果実か?

»

3月31日、アップルiPhoneアプリにSkypeが登場した。

「いまか!いまか?」と待っていたユーザーは多く、6秒ごとにダウンロードが続くほどのすごいペースだそうだ。

このSkype over iPhoneは、利用に『ワイヤレスネットワークのみ』という制限がある。つまり米国でiPhone独占販売権を持つAT&Tは、同社の3Gネットワークでの使用を禁止している。

しかし、これはネットワーク中立論を携帯事業に持ち込む契機となることは間違いない。

オープン・ネットワークの急先鋒フリープレスが3日、さっそくFCC(連邦通信委員会)に公開書簡を送っている。その手紙は、FCCが以前に公表した「ネットワーク中立性に関するガイドライン」にAT&Tが抵触していないか、調査を求めている。ニュースが大きく報道され注目を集めているだけに、FCCは調査に乗り出すことになるだろう。(特にオバマ民主党政権だけに)

FCCは、携帯データ網がインターネットと同じようにオープンなネットワーク(接続機器やコンテンツを制限しない)なのか、そうでないのか──の判断を迫られることになる。

その結論によっては、一気に携帯データ網を使ったVoIP電話が広がることになる。そう。今世紀に入って、固定系ブロードバンドで広くインターネット電話が普及したように、今度は携帯データ網でネット電話が普及するだろう。

もちろん、そうなれば通信事業者が収益の柱にしている携帯電話事業が、窮地にさらされることになる。


小池良次(www.ryojikoike.com)

Originally posted on ryojikoike.vox.com

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する