携帯大手スプリントがショックな発表 ~加入者純減、店舗縮小、解雇~
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今日の朝、米携帯業界で第3位のスプリント・ネクステルが苦しい発表をしている。
概要は次の通り:
<加入者数・純減>
07Q4でポスト・ペイドが68万3,000減、プリ・ペイドが20万2,000減という、厳しい状況。もちろん、ホールセールやMVNO、系列ブランド(Boost)で約77.6万契約増えているので、差し引きは約10.9万加入ぐらいの純減になる。
<販売網の縮小、人件費の圧縮>
同社は減量経営に移るため販売網の縮小を打ち出した。直営店125カ所、営業委託店4,000カ所を閉鎖する。ちなみに同社は約2万店(直営1,400店)を持っている。従業員(販売店、本社)の解雇も実施する。
これで合計約8億ドルの経費削減を狙っている。
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厳しい加入者減は昔、AT&T Wirelessが身売りを決意した頃の純減状況を思い起こさせる。2007年のクリスマス商戦は冷え込んだ。スプリント・ネクステルはAT&TやVerizonに食われたのかも知れない。トップ2社の決算がもうすぐ出るので、そうすれば分かるだろうが....
Gary Forsee氏が昨年10月に辞任し、今年から新しくCEOに就任するDan Hesse氏は波乱の門出となった。スプリント・ネクステルは、これから再建に奔走することになるだろう。当面は、主軸の携帯事業だけを残して、余分な贅肉はドンドン切り落とす。独自建設を予定している広域WiMAXは風前の灯火となってきた。CATV事業者とのタイアップも変化が訪れることになる。今年は、スプリント・ネクステルの動向で、携帯業界の再編を再び進むかも知れない。
小池良次(www.ryojikoike.com)
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