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速報:サムスン、DRAM談合で米司法省から懲罰

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朝食を取りながら、グーグルとコムキャスト(CATV最大手)がAOLと買収交渉をしている話を調べていたら、突然、サムスンの談合ニュースが飛び込んできた。

テレビでは、米司法省の記者発表はまだ続いている。メモリーチップの価格が下落しないように談合(電話や社内メール)したという。

懲罰金は、サムスンエレクトロニクスに対して3億ドル(約340億円)という巨額。罰金の額は談合(criminal antitrust fine)としては、史上最高だそうだ。

サムスン以外に2社が懲罰対象となっており、3社あわせて懲罰金は6億、4600万ドルになる。

民間レベルでは、AMDとインテルがチップ訴訟で戦っているが、今回の場合は司法省、つまり米国政府 対 サムスンという点で、注目される。

サムスンは、米国市場で携帯電話や家電、情報機器で破竹の成長を続けてきた。同社成長の原動力と言える米国市場での談合騒ぎは、同社に大きな打撃を与えることになりそうだ。

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