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プロダクトマネジメントとイノベーション

ソフトバンク、ゴーン社長、ベンチャーお墨付き、あれこれ

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1. ソフトバンクによるスプリント買収は見事だった

スプリント社の臨時株主総会で、ソフトバンクによるスプリント社買収が承認されたとのニュースが流れました。これまで、日本企業による米国企業の買収の際には、日本企業の買収提案が事前に漏れ、その買収価格を上回る競合他社に案件をさらわれてしまうというケースが多かったのですが、今回はファイナンス面でも事業価値の訴求の面でも成功したようで、大変僭越ながら大した手腕だと思います。

2. ゴーン社長の報酬は少なすぎる

日産自動車のゴーンCEOの報酬が9億8千万円だったと報じられました。「凄いな」「取り過ぎ」という声も聞かれますが、私は「少なすぎる」と思いました。これだけの成果を残した人材ですから、100億円台の報酬でも良いと思います。

3. 技術ベンチャーの「お墨付き」って一体何だ?

今朝の日経朝刊に、総務省がITベンチャーの技術を評価する第三者機関を設け、「お墨付き」を与えるという記事が載りました。同機関は大学教授ら370人で構成されるとか。なんともおかしな仕組みを考えたものです。日本らしいともいえます。これでは、ベンチャーキャピタルが投資機会を他社と共有すると言っているようなもんです。このような機関無しでは投資家を募れない、投資できない、というのはちょっと病的です。

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