「オープンソースに勝つ」方法
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Mattのブログによれば、Stanford大学MBAがオープンソーステクノロジーに勝つ戦略を教え始めるのだそうです。題して、「Divide and Conquer: Competing with Free Technology Under Network Effects」(分断と征服:ネットワーク効果配下のフリーテクノロジーとの戦い)。
これまで米国では、オープンソースプロジェクトをいかに運用するかとか、CIOはオープンソースを調達することでいかにリスクを軽減するかといった、オープンソース側に立った教育や教材が出回っていましたが、上記の講座は視点がまったく逆で、旧来のソフトウェアベンダの幹部候補生にオープンソースに対抗するための戦略を教えるものでしょう。
その講座の元になった研究成果がここに掲載されていますが、その内容は米国の参謀の分析らしく、実に明快で分かりやすいものになっています。
そして、お気づきの方もおられるでしょうが、その一部はコマーシャルオープンソースの戦略にもなっています。コマーシャルオープンソースと一般のオープンソースを混同されている方がまだ多くおられますが、コマーシャルオープンソースが旧来のソフトウェア企業の発展形であることをあらためて裏づけたものとも言えます。
いずれにしても、さすがにシリコンバレーのMBAは面白いことを考えるものだと思います。
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