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プロダクトマネジメントとイノベーション

日本のソフトウェアは世界一だ!

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・・・というタイトルにしましたが、これは事実を述べているのでも、冗談を言っているのでもありません。単に表現を実験してみたに過ぎません。すいません。

というのも、N社の記事「日本のソフトウェア産業、衰退の真因」を読んで、評価軸のはっきりしない論文は真意が掴みづらいな、と感じたからです。

例えば、私が「世界一だ」と言ったところで何が世界一なのか良く分からないと思います。品質? 納期? コスト? 売上? それと同じように、上記の論文も「衰退」「挫折」「復活」「遅れ」「先取り」といった言葉によって、ソフトウェア産業が浮いたり沈んだりしたような形容をしていますが、何を以って衰退と言っているのか、何が何に遅れているのか不明です。頭を捻って考えるに、おそらく品質やスキルのことを言われているのではないかと予測しますが、品質やスキルを国別に比較するのは至難です。

「なぜ日本のソフトウェア産業の売上は伸びないのか」と評価軸を明らかにしてもらうと分かりやすいでしょう。そうすると、中国やインドにアウトソースすることが問題では無いかもしれません。売上から原価を引いた総利益で日本のソフトウェア産業が潤えば良いのですから。

Comment(6)

コメント

こんばんは。私もその記事は読んだのですが、読み始めて最初の1ページで後は読み流してしまいました。
 なんかよくわからんのです。衰退したというからには昔は良かったのか?私にはあまりそうは思えず、昔も今も日本のソフトウェア産業は、“それなり”じゃないのかと感じています。そもそもソフトウェア工学自体が進化していますし、それを専門に教える学校も昔よりは増えているはずで専門家の数や質は上がっていると思います。でも裾野(の特に質)がそんなに伸びていないのは同感です。
 これを衰退というのか。それとも停滞と言うのか・・・
よくわかりません。

吉川さん、
こんにちは。私も90年代に米国にいた経験から、日本のソフトウェアエンジニアリング能力は米国に勝るとも劣らないと思ってます。現在もその考えに違いはありません。

ただ、「では、儲かってるか?」というと残念ながら答えは明確ではないですね。くだんの氏の論文でも引用されているYourdon氏は、明らかに(米国が)儲かるため、生き残るための戦略を説いてきてますから、それにならって、「日本はオンリーワンのソフトウェア開発ノウハウを持っているか?」というテーマがより切迫しているのではないかと思います。

通りすがり

こういうアメリカかぶれのコンサルが日本の現状を作ったんでしょうね。くだらない言葉遊びの反論は見ていて不愉快になります。

通りすがりさん、
いつもいつも来訪され、言葉遊びにお付き合いいただきありがとうございます! ちなみに、ブログのタイトルの通り、アメリカかぶれではありませんよ!

ああああ

検索エンジンの精度,再現性に繋がるから中身の無いことを書くのはやめようよ

始めまして。

ソフトウェアの開発が意図を論理で以って表現する営為である以上、定量的には表現できないものがあって当然だと思います。


内田さん> 評価軸のはっきりしない論文は真意が掴みづらいな、と感じたからです。


一度でも良いので、成功例からデスマーチまで含めて、ソフトウェア開発に携わり、逃げずに、倒れずにやり遂げてみれば、N社の記事が何を言わんとしているか、よく分かると思います。還元主義的な発想で、理屈から入ってもなかなか分からないでしょうね。

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