MySpace - SNSのローカライズに意味はあるか?
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ソフトバンクがSNS大手MySpaceの日本語版を展開することを発表しました。News Corp.グループと共同出資会社を設立して運営するそうですが、資本準備金を含めて12億円近い投資です。
MySpaceは既にドイツ、フランスなどで展開中で、いずれもそこそこ会員を集めているようです。
そこで疑問点が一つ。
同じMySpaceというSNSプラットフォーム上に各国の会員がいることに何の意味があるか、ということです。バイリンガル、トリリンガル、あるいは、勉強を兼ねてあちらの国の人と知り合いになるぞ!という意気込みの人を除き、異なる国の会員が交流することがあるでしょうか? MySpaceには1億人以上の会員が登録しているそうですが、これから新たに会員になる日本人はこの1億人とグループを作ったりフォーラムで語ったりするでしょうか?
既存会員とシナジーが効かないのであれば、諸外国でMySpaceが流行っているからと言って、わざわざ日本にMySpaceを持ってくる必要もないだろうと思います。
となれば、わざわざMySpaceを持ってきた理由は何でしょうか。SNSを構築する時間を買った、あるいは、グローバル企業の広告配信ビジネスに目をつけた、というところでしょうか。
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