Googleの表面的な解析はもうやめよう
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ふと目に入ったので、書かざるを得ない心境になりました。
グーグルは「広告業」ではないという日経BPのネットエコノミー解体新書の最新記事についてです。
この記事ではGoogle Inc.の財務諸表を分析し、電通と比較して、Googleの新たなビジネスモデルを「解説」しています。
いったい、誰に対してこの解説をしているのでしょうか? Googleは紛れも無く広告サービス会社ですが(と著者自身も解析しています)、それをなぜ業態の違うモルタル系の電通と比較するのか? そういう解析は既に90年代後半、さまざまなネットビジネスを題材に多くの評論家の方がされて、特にIT業界の人たちはもう飽き飽きしているのでは?
やや分野がラップしませんが、業態の似たYahooと比較するとコスト構造が似ていて、少しは面白いと思うのですが。
そして、誤解を与える「広告業ではない」というキャッチ。なぜそういう言い方をするのか?
結論も一言でいうと、「それで?」という感想です。
最近、○○進化論を始め、Googleに関する非常に表面的な「解説」が多く、マスコミに手ごたえがありません。
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