オルタナティブ・ブログ > プロダクトマーケティングの日々 >

マーケティングとは?経営とは?BI業界で働くプロダクトマーケティングの日々をお届けします。

製品を出荷する

»

先日、USで新製品が発表されました。日本でもリリースすべくその準備を
すすめているところです。今回からしばらくは製品出荷にまつわる話を
したいと思います。

弊社のような外資系では製品リリーススケジュールは本社が決めます。
新製品、ないしは新バージョンの企画がまず最初にあがりますが、会社に
よってはこのタイミングで本社以外の地域(EMEAやAPAC、日本)も参加
します。対応OSや、新機能、機能変更点などを記したドキュメントが
送られてきて、レビューが求められます。

そこでは新機能は日本市場でも有益か、リクエストした機能は含まれているか、
バグは修正される予定か、ローカライズされるのかどうか、されるなら日本語版の
RTM(もしくはSTM、マスターアップ、開発が終了して製造が可能になる日程)は
いつか、などをチェックします。各リージョンのフィードバックを受け、最終的な
プランが決まり、そこから開発がスタートします。

会社によってはこうしたプロセスはふまず、ローカライズまで本社で行い、
ある日突然「日本語版ができたから出荷せよ」と通達が来る場合もあります
(もちろんおおまかには事前にわかっていますが)。

こうした開発のスケジュールと平行して、「Go To Market」プランが作成
されます。製品のミッション、バリュー、ポジショニング、メッセージ、ターゲット、
製品スペック、サポートプラン、販売ルート、販促プランなどが含まれ、プロダクト
マーケティングの仕事として、本社のマスタープランをベースに日本での内容を詰めて
いきます。その内容は本社にフィードバックすると同時に、日本の関連部署とも
調整を図っていきます。

Comment(0)