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Unicodeのemoji

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iOS 8.3で人の顔の絵文字が黄色に変わると同時に、肌の色を細かく選択できるようになりました。この時点では、Unicodeの対応は確定していなかったそうですが、Appleはクレームに対して約束しており、先行して対応したようです。INTERNET Watchに参考になる記事があります。
黄色い絵文字の意図は「ありえない肌の色」

そもそも、人の顔、代表的な外国人、代表的な国旗、等を日本人の感覚で作り、かつ日本国内ですら互換性が無かった絵文字。僕も「肌色」の教育を受けている世代。絵文字を見たときに不思議にすら思いませんでした。

これらの状況や国際規格としての対応については、Unicode ConsortiumのTechnical Report #51 UNICODE EMOJIに詳しい。肌の色を指定しない場合の黄、青、灰のいずれかにすべきだそうです。黄色は笑い顔によく使うから、と書かれています。その他にもジェンダーや国旗などいろいろ。
長期的には埋め込み画像にすべきと書かれ、実装例としてSkypeとLINEがあげられています。確かに文字コードのみで交換できる便利さはあるとは言え、ほとんど変化しない通常の文字に比較し、絵文字は流動的です。ケータイの絵文字として実装されたときには、大きな利便性を生みましたが、そろそろ変わるべき時なのでしょう。

TR #51に書かれた仕様は先週に発行されたUnicode Version 8.0に入ったそうなので、Apple以外にも対応されることを期待しています。今は、iOSで肌の色を設定して、旧バージョンのiOSや他のOSに送っても、文字化けしてしまうだけですから。

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