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小さな会社のウェブマスターがパーソナルブランディングについてごにょります。

【感動した】あなたにとってライバルは敵か味方か、それとも、、、

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いえね、もちろん成熟した大人同士のお話ですので、喧嘩するとか張り合うとか、そんなことナンセンスではあるのですが、中にはどうしても火花を散らしてしまう輩もいるわけで。
でも今日は心がスッとする場面に遭遇したのです。

何があったかと言いますと、今朝の朝活での出来事であります。

毎週月曜日と隔週木曜日に開催している(わたくしは幹事のお手伝いをしています)、読書の朝活、通称「エビカツ」(恵比寿でやってるから)ですが、最近は著者さんをお迎えしての朝のミニセミナーみたいな企画も行なっています。

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今朝は、早朝起業、早朝読書の分野ではもはやレジェンドでいらっしゃる松山真之助さんをお招きしたのですが、、、、あ、内容についてはまた追って書こうと思いますので今回は割愛させていただきます。m(_ _)m
実は、会場であるヒカリエ横の渋谷電源カフェbeezさんが、なんとうっかりダブルブッキングしてしまっていたのですね。
昨晩それに気付かれて、急遽対応ということになりました。

さて、どうしたか?
参加者は30人を超える人数であります。

少し時間を戻します。

beezさんというのは、コワーキングスペースとしてオープンしてもうすぐ一年(だったと思う)になるわけですが、最近同じビルの2階下に、ご同業が開業されたのです。
ありんこオフィスさんといって、面積はbeezの3倍くらい(ワンフロア全部!)。広いだけに営業スタイルもバリエーションに富んでおり、beezさんとかぶるところもかぶらないところも、といった感じです。

まぁ、わたくしがbeezの経営者さんだったら、もう内心ヒヤヒヤもので、生きた心地しないでしょうね。
ここに人間の器の大きさが出ます。(^^ゞ

なんと、beezさんは、ありんこさんに頭を下げて、われわれエビカツのお客さんを受け入れてもらえるように手配してくれたんですね。
そしてありんこさんもそれに応えた。普段は朝8時からなのに、7時にオープンしてわれら早起きさんたちを迎えてくれたのです。
ライバルが、「仲間」になった瞬間ではないでしょうか。(少なくともわたくしにはそう見えて勝手に感動してました。)

いくらかかったかわかりませんが、ありんこさんへのお支払いもすべてbeezさんが事前に済ませてくれていました。

きっとですね、ありんこのオーナーさんもここで開業することになって、beezさんに礼をつくして大人の挨拶をし、「先輩」であるbeezさんもそれに好意的に応えた、という経緯があったんでしょう。(完全にわたくしの妄想ですがw)
なんだかとっても大人な対応。いや、むしろソーシャル時代においては、いかに横のネットワークを育んでいくかも重要なポイントになっていくだろうと思うのです。

でもね、よく言われるお話ですけれど、「◯◯激戦区」というのは、その業種が集まって潰し合うのではなく、むしろ東京のような大都市では、「観光地化」して全体の売上が伸びるケースが多い。
広尾天現寺あたりの「お好み焼き」であったり、環七の「ラーメン」であったり、雑誌の特集も組まれやすくなるし、人は確実に集まりやすくなります。

ですから、このヒカリエまわりもそうなればいいんですよね。
そうそう、ヒカリエの中にもコクヨさんが運営するコワーキングスペースが入ってますし。
コワーキング&イベントスペースのメッカというわけです。

帰り際にありんこオフィスのオーナー佐野さんにも挨拶させていただいたのですが、1ユーザーの本音として「beezさんとありんこさんでうまく共存共栄、住み分けしていけるといいですね!」とお声かけしました。
「そうですね!」と小気味良い言葉が返ってきましたとも。

ホント、あの立地ならこうしたビジネスモデルは成立すると思います。
だって、打ち合わせなどカフェでやろうとすると、駅から近ければ近いほどいつも満員で入れませんしね。
それで何度お客さん連れてカフェ難民になったことか。

チェーンのカフェほどうるさくなくて、料金も手頃、飲み物も飲める、電源もある、堂々と昼寝もできるって、なかなかないと思いますもん。
さて、今後どうなりますか、両店舗の健闘を祈るとともに、これまで以上に応援していきたいなと!

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