オルタナティブ・ブログ > 普通のおじさんとソーシャルメディア。 >

小さな会社のウェブマスターがパーソナルブランディングについてごにょります。

【いまさら読んでみた】「生協の白石さん」はやはり第一級のコミュニティマネージャーである。

»

少し前なんですが、人気ブロガー「昭和」の田中さんがツイッターで「生協の白石さんにフォローしてもらえた。ムフ!」的なツイートをしておられたのを拝見して、ついわたくしもフォローしたのです。

あの頃話題になった、飄々として腰の低い、しかしユーモアあふれる語り口は、ツイッターでも健在でした。アイコンはお顔の写真ですので、その若々しいお姿にも感動しました。今は東京農工大学の生協から東京インターカレッジコープに転属になっているようです。

で、実はわたくし、あの本を読んでいないことに気がついたのです。
当時からネット上にその内容はいろいろアップされていましたので、読んだ気になっていたのですね。早速購入して読みました。

うーん、やはりすごい。とてつもないエスプリを感じさせます。
軽いタッチなのに、その内容は白石さんの全人格、全知見を持って学生さんをあたたかく包み込みます。見事としか言いようがありません。感服しました。

いまさらですが、いくつか引用させていただきますね。

(学生さん) 牛を置いて!

(白石さん) ご要望ありがとうございます。本日丁度職場会議が開かれたのですが、結果、牛は置けない、と決議されました。即決でした。申し訳ございません。

学生さんのおふざけに対して完璧な応対。この程度の質問では、軽くいなされてしまいますね。(笑)

(学生さん) 愛は売っていないのですか・・・?

(白石さん) どうやら、愛は非売品のようです。もし、どこかで販売していたとしたら、それは何かの罠かと思われます。くれぐれもお気をつけください。

詩人ですね。

(学生さん) 白石さん(;´Д`)ハァハァ

(白石さん) 5月になりました。日によっては暑くなり、思わず息もあがっちゃいますよね。1Fパンショップでは、各種アイスを、キンキンに冷やして販売中です。故郷のご両親を思い浮かべつつ、ガリガリ君なんぞをひとかじりした日には、火照った体も瞬時にクールダウンする事うけあいです。

なるほど。困った質問にはこうやって話題をそらすわけですねー。途中で両親を引っ張ってくるあたり、かなりのテクニックだと思います。

(学生さん) もういやだ 死にたい

(白石さん) 生協という字は「生きる」「協力する」という字を使います。だからといって、何がどうだという事もございません。このように、人間は他人の生死に関し、呆れる程、無力で無関心なものです。本人にとっては、深刻な問題なのに、何だか悔しいじゃないですか。生き続けて、見返しましょう!

下手に返せないこんな質問まで、ユーモアと真面目さをほどよくブレンドして答えています。うーん、お見事。

ホントいまさらわたくしが何を語ってもアレですが、現代において第一級とされる企業の「中の人」も、ここまでの対応はなかなかできないと思います。

これってまさに、白石さんの生まれ持ったコミュニティマネージャー(簡単にいうと企業のソーシャル窓口担当)の素質ではないでしょうか?

これって、国内ではまだシステム管理部あたりの人がやらされたり、何かの片手間でという仕事ですが、アメリカではすでにひとつの「職種」として確立」されているのだそうです。
ソーシャルメディア研究所の熊坂さんが、いち早く養成講座を開講されてますね。)

そう考えますと、今後この職種が日本でもきっちりと認められるようになったら、白石さんの年収ってどれくらいになっちゃうんだろうと。(そもそも転職されるのかどうかもわかりませんが)間違いなく同業種ではトップクラスの年俸になるでしょうねー。

ヘッドハンティング会社の方、今のうちから狙っておかないと、手遅れになるかもしれませんよ。(笑)

わたくしも小さな会社ですが「中の人」やってますので、今後とも白石さんからいろいろ盗みたいと思います。m(_ _)m

生協の白石さん

        白石 昌則,東京農工大学の学生の皆さん 講談社 2005-11-03
        売り上げランキング : 4350
by ヨメレバ

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する