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セマンティックの波と情報セーフティネット

黙って自らの身を切って被災者の支援をする企業が凄いと思う

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 震災を経て、自身の個人生活、そして経営する会社の事業も様々な影響を受け、哲学(vision, mission, etc.)を見直し、個々の判断を行うポリシーを見直してまいりました。多くの真摯に考える方々と恐らく同様、「本業に徹して社会貢献すべし」というのが基本となります。

 根拠のある健全な批判は大歓迎。また、時に当方からも、埋もれた事実を発掘して貢献できるときなど、名を名乗って批判メッセージを発することもたまにはあります。

例:昨夜東電社長のKANDAN出演番組を発見してTwitterで発信した次のメッセージ
from @nomuran
「これって、最近放送されたKandanという番組ですよね? …
http://bit.ly/h07hjr 東電の清水社長が中越地震からの利益回復を考え続けた
http://bit.ly/hLm4iS 老朽原発延命を研究。菅総理が原発輸出手伝い
都内地下鉄構内(都営)他の自販機の電源off
 どこまで必須か不明ながらも、鉄道輸送という経済を支える生命線を維持できる最低ラインまで駅構内を節電。その一環で要請されたのではありましょうが、黙って自販機の電源を止めて、売上をカット、という飲料流通業者さんに感動してしまいしました。

iPad2の発売延期
 こちらは、ベンダー自身は詳細な理由をあげておられないので、あくまで推定になりますが、
iPad2は、日本の被災者に必要な生活必需品や医薬品の流通のためのリソースを奪うことを恐れて出荷を延期したように見えます。もちろん、この機会に販売大攻勢をかけるのは顰蹙と思われ、ブランドイメージを損ねそう、などの判断もあったことでしょう。

 しかし、すくなくとも短期的には、競合製品のOptimus Pad (私は1台発注しました。3月下旬の予定がまだ届きませんが)に先を越される結果となったり、関連製品とタイアップしてpad市場を盛り上げるチャンスを逃した(周辺グッズの方が先に発売されちゃいました)ように見えます。

 日本経済再興のためには、自粛が良い、などとはもちろん思いません。とはいうものの、個々の企業が節電や、ネットワーク負荷軽減を志したことは大変尊い判断だ、と思えた、という次第です。


ps.  弊社の本業は、自然言語処理でソーシャル・コマースを支援すること。
 4/7 午後、Facebookページの安心運営ソリューションをご紹介する無料セミナー開催いたします。
 冷やかしも歓迎。会場のキャパは 72名、と余裕ありますので是非いらしてください。

「第二回リアルタイムCRMセミナー」:
   http://www.mextractr.net/47-facesafe99-crm
   http://www.facebook.com/event.php?eid=191354500906530
 ※一般Webページからも、Facebook内からも申し込み可能です。

3/30 pm      2つ追加です。

■オライリー社の電子書籍半額キャンペーン
 ・購買者へのインセンティブ向上のため代金を半額に。
 ・その売上全額を義捐金として被災者に寄付。

■飲食店の特定料理の代金を義捐金として寄付
 ・本日のおススメ料理いくつかの売り上げ全額を被災者に寄付。
 「ワルンしじみ屋」
   http://www.shijimiya.info/osusume/2011/03/328.html

□よくない例 ~被災地支援をHPで呼びかけるセレクトショップが福島の縫製工場産の製品を受け取り拒否
http://blog.livedoor.jp/minamimitsu00/archives/2482667.html

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