オルタナティブ・ブログ > 新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ >

~攻撃は最大の防御なり~正解のない対策を斜めから斬る

やはり物理セキュリティが一番イイでしょう(HDD編)

»

似たような技術の製品は、いくつかあります。持っているものは、持った瞬間から壊れるとか無くすなど。。。不幸なことに手元を離れていくのです。これは仕方のないことであり、運命でもあるのです。だからこそ、何か出来ることをしておく必要があるのです。

 開発した技術は、Trusted Computing Groupの「Opal Security Subsystem Class(Opal SSC)」に対応したHDDで動作するソフトで実現し、HDDが使用されるPCの認証とデータの自動消去などの機能を提供する。

 Opal SSCの仕様では、ユーザーが利用するOSを起動する前に認証処理を行うアプリケーションを実行させることができる。今回の技術ではHDDを利用する正規PCの情報を事前登録しておくことで、HDDを別のPCで動作させようとするとデータを自動的に消去したり、OSやその他のデータ領域へのアクセスを制限したりできる。

結局。。。紛失にしても、盗難にしても、なくなるのです。なくなれば、次に何が起きるのか?

機器だけ転売されることもあるでしょうし、中身を見られる可能性もあります。可能性はリスクでもあります。

実際に、これらは、物理セキュリティのカテゴリーには入りません。定義的には、論理セキュリティに入るのですが、そんなことはどうでもいいのです。物理的に近い状態に近いセキュリティであれば、私は物理セキュリティと考えています。

監視カメラや入退室管理などが、一応物理セキュリティになります。物理セキュリティが何よりもいいのは、わかりやすいことと、目に見えることです。セキュリティの事故も物理的な問題が多くあります。手元を離れたら、何をされるかわからないのです。

出来ることは、やっておきたいものです。

Comment(0)