電池が永遠に切れないケータイ(ちなみに中国製
電池が永遠に切れないケータイ?地球にやさしい中国ケータイ最新技術:CNET Japanより
これまでの連載で紹介してきた中国トンデモケータイ、そのいずれものトンデモぶりはたしかにおもしろい。でもよーく考えると「おもしろいけど、なくても困らないよなぁ、ハッハッハ……」と笑い飛ばされてしまうような、実用性がゼロなものばかり。というのも事実である(笑)。
しかし驚くなよ、今回紹介するトンデモケータイは世界でもまれに見るすんごい技術を採用しているらしい。なんと「電池が切れない」ケータイってんだから驚きだ。今回だけは、自信を持ってこのケータイをみなさんにお勧めしたいと思う。
確かにパッケージ正面には堂々と謳い文句が中国語で書かれている。「永不断電」すなわち「永久に電池が切れない!」なのであーる。中国4000年のパワーなのか、はたまた漢方の力なのかぁっ?ついに「充電のいらないケータイ」を中国は作り上げてしまったようなのだ!購入したショップの店員によるとこれは誇大広告ではなく、本当に電池切れを気にせず使えるケータイだそうなのだ。値段は単体で約2万円弱。こんなケータイが2万円以下で買えるなんてやはり恐るべし中国!
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さっそく通話をテスト。あたりまえだけどちゃんと通話できる。移動しながら使ってみると、たしかに太陽の影に隠れる場面では太陽電池は発電はしていない。しかし、通常ケータイの待ち受け時間は数日だし、昼間に発電さえしておけば夜間の光のない状態でも十分使えるだろう。
また昼間は会社や学校の窓辺にこのケータイを置いておくだけで充電されるわけだ。放っておけば勝手に充電されちゃうなんて、まさに夢のケータイといえるだろう。
ところがである。この夢のケータイ、あちこちに2時間くらい電話をかけたり、ゲームをしたり、音楽を聞いたりしていたところ、突然に電源が切れてしまった!もちろん太陽光を浴びさせて充電していたのにである。
もしや、最初の電池残量が少なすぎたためにあっという間に電池が空になってしまったのだろうか?仕方ないので数分放置して電源を入れてみるも、やっぱり電源が入らない!うーん初期不良品をつかまされたのだろうか?(涙)。
ということで購入したお店にケータイを持っていくと、「あぁ、満充電には数日かかるんじゃないかな。電池が空になったら数時間充電してね」とあっけなく言われてしまった。よーく考えてみれば、確かに太陽電池の発電容量は電池面積に比例するはず。わずか数平方cmの太陽電池で数100mAのケータイの電池を充電するには、かなりの時間がかかるわけだ。
これシリーズものです。読み応えは十分にあるので是非リンク先から読んでください。以前にタバコの形をした中国製の偽物っぽい本物ケータイも、このシリーズでした。何とも、中国らしいモノです。
ケータイもモバイルPCも一番の悩みは、バッテリーの時間です。バッテリーさえ持ってくれれば、相当便利になることは間違いないのです。
最近のウルトラモバイルノートなども小さくなりましたが、やはりバッテリーでしょう。3時間も使えれば十分なのかもしれませんが、以前に使っていたLet's NOTEは、8時間使えました。まずアダプターを持ち歩くことはありませんでした。昨年買い換えた同型ノートは、3時間強ってとこです。CPUの性能もアップしたので仕方ないのですが・・・モバイルPCは、大きさよりも電池の持ちじゃ?:本物「ウォークマン」歩きながら充電も参考にどうぞ。
で・・・中国製の電池が永遠に切れないケータイって、アヤシイ感じもしますが、期待値50%でも永遠が半分になるだけ(永遠の半分ってよくわからない(爆笑))ならばスゴイかも?と、期待値は70%くらいに上がりそうです。
しかし、そんな事が本当にあるのならば・・・なかったようです(笑)
「あぁ、満充電には数日かかるんじゃないかな。電池が空になったら数時間充電してね」
なんと!すごい回答であり、もっとも安心できる回答でもあったのでした(笑)
電池の持ちを良くする方法は1つ。電池を使わないこと!に尽きるようです。電池が切れないケータイでも、電波がよく切れるケータイも使いたくないです(笑)
やはり、ぁゃιぃものには何かあるものだと学びました(爆)。次は何が出てくるのか楽しみです。